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トランプ劇場、大団円へ

  • 2021-01-08 (Fri) 11:22
  • 総合

20210108-1610072476.jpg 昨日(木曜日)は寒かった。雪もちらついていた。この週末も寒いようだ。寒いと言っても東北・北海道の厳寒に比べれば可愛いものだろう。塞ぎ込んでなどいられない。
 寒さはともかく、今のコロナ禍の猛威には困惑せざるを得ない。東京はもちろんのこと、地方でも信じ難い感染者数が日々更新されている。いつまで続くのか?あと1か月、2か月?それで冬季がまた巡ってきたら、新たなウイルスが襲来でもするのか。気が滅入る。
 パソコンでコロナ禍のニュースをチェックしていたら、コロナ対策に有効な食物が紹介されていた。カギはビタミンDらしい。もっとも医学的にはまだ証明されていないようだが、とりあえず、ビタミンDの豊富な食物を普段から食していこうかと考え始めている。私が見たネット情報ではビタミンDが豊富なのは卵、サーモン(鮭)、マグロ缶詰(ツナ缶)、キノコ類などと紹介されていた。太陽光を浴びるのもいいらしい。スロージョギングも悪くないということか。キノコ類ならかつては古里で椎茸がふんだんに入手できたが、長姉夫婦が伏せってからはそれは不可能に。実に残念だが、致し方ない。
                  ◇
20210108-1610072456.jpg 米大統領選に続き(主導権を競う上院選で)屈辱的な敗北を喫した共和党はどう出るのだろうかと書いたが、一夜明けてまさか首都ワシントンの議事堂の中がトランプ大統領の狂信的な支持者たちにより無法地帯になるとは思いもしなかった。アフリカの人々には悪いが、独裁的指導者がいまだ跋扈するアフリカの後進国の騒乱を目にしているのだろうかと思いさえした。
 いや、アメリカ合衆国での出来事だ。議会制民主主義と人権尊重のモデルと自負する米国のしかも首都での出来事だ。何と形容していいのか言葉を失う。CNNのコメンテーターは今目の前で起きているのはクーデター未遂だと叫んでいたが、まさにそうだろう。無法集団の暴力行為は見ていて何とも悲惨で見苦しい。その後、CNNは “domestic terrorism” という語を多用していた。
 注目すべきは数々のコメンテーターがこの “domestic terrorism” を instigate(扇動)していたのは他ならぬトランプ大統領だと糾弾していたことだ。まさにその通りだろう。用事を済ませて帰宅した夜、再びCNNテレビを見ると、この日の騒乱にショックを受けたのかトランプ政権の政権幹部が相次いで辞任していると報じていた。さらに驚いたのは政権中枢で大統領を罷免し、ペンス副大統領を臨時大統領(?)にする案が浮上していると報じていることだ。バイデン新大統領が誕生するのは今月の20日。まだ二週間ほどある。その間、トランプ氏が常軌を逸した行動にでる可能性は否定も無視もできない。
 金曜朝、CNNテレビをつけると、トランプ大統領が遅ればせながら、ビデオで国民にhealing と reconciliation を呼びかけていた。いや、正確には目の前のテレプロンプター(teleprompter)を忠実に読んでいた。大統領の側近が全米で沸き起こっている大統領への憤懣を鎮めるために急遽作文したのは明らか。全然心に響いてこない。大統領は次の言葉でスピーチを締め括った。“Our incredible journey is only just beginning.”
 私は心から正反対を祈る。愚劣で最低のトランプ劇場がこれで終焉することを! 

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