- 2020-10-05 (Mon) 12:41
- 総合
月曜日の朝、涼しい。洗濯物を干すためにベランダに出ると、風が心地よい。台風の心配もなく、こんな天気が続くなら、日本(福岡)は本当に快適なところだと思わないわけにはいかない。東アフリカ・ケニアの首都ナイロビがほぼ毎日こんな感じだったような記憶がある。いつかまた再訪したいと思っているが、ナイロビ発の国内ニュースはぜひ再訪したくなるような楽しいニュースはあまりないのが残念だ。
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米大リーグのプレーオフ。期待していた日本人投手陣は前評判にたがわず好投を見せたが、自チームの打棒が全然振るわず、あっけなく散ってしまった。残っているのはニューヨークヤンキースの田中マー君だけ。マー君はプレーオフの第二戦で先発したが、相手打線に無残に打ち込まれており、とても活躍したとは言えない。味方打線の爆発で第一段階のプレーオフを乗り切っただけで、興味はほぼ失せた。筒香嘉智選手が属すタンパベイ・レイズも勝ち残ってはいるが、彼はなぜかフル出場する機会を与えられていないようだ。
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いつかこうしたニュースに接すると思っていた。多くの人がそう予期していたのではないか。英語で表現すれば、I was not the least surprised by the news. (私はそのニュースに全然驚かなかった)とでもなるのだろう。
トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染が公表された。あれだけノーマスクで多くの人々と接していればやがてこうなるのは見えていたのではないか。不謹慎な物言いになるが、大統領に同情する気持ちはわかない。その後も大統領周辺の人々で感染が続々と発表されている。大統領選の投票日まで一か月を切っている。トランプ氏はこれから本格的に多くの聴衆を集めた選挙集会を展開してライバルのバイデン陣営非難に奔走する戦術だったと思われるが、手痛い打撃となるのは不可避だろう。
月曜朝、ネットでCNNをチェックすると、トランプ大統領が入院しているワシントンの軍病院を日曜に車で一時的に離れ、大統領を応援するために集まった支持者らに車窓から手を振る行動に出たと報じていた。自らをそして周囲の人々を危険にさらす行為は到底理解しがたい。CNNの記事を読んでいて、次のような記述があった。For much of this year, Trump has spun an alternate reality about the dangers of coronavirus — disputing science and the efficacy of masks, downplaying the risks to the American people, and making false statements about how 99% of coronavirus cases in America are "totally harmless" or that the virus "affects virtually nobody."
トランプ氏が過ごしているのはまさに圧倒的大多数の国民から隔絶した an alternate reality(パラレルワールド)かもしれない。だから、彼は自分の政治姿勢・言動がなぜ非難されるのか理解できないのかもしれない。まさか宇宙人?
いずれにせよ、大統領陣営の発表によると、トランプ氏は順調に回復しているとか。ほどなく彼が再び米国民の前に姿を見せた時に、マスクを携帯しているのか、それとも依然としてマスク姿を見られることを拒絶しているのか、ということにも注目したい。
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