- 2020-07-01 (Wed) 09:58
- 総合
久しぶりに天神に足を運んだ。コロナ禍の昨今では天神に足を向ける気もなかなか起きなかった。日曜は英語教室。スカイプではなく対面で受講生と向かい合った。月曜は4か月ごとに通院している歯科医院。歯石除去はさすがにリモートというわけにはいかない。
歯科医院の前に天神のジュンク堂書店に行った。ここで購入したボールペンの替え芯が欲しかったからだ。ジュンク堂書店は移転のために文具コーナーが閉店セールの真っ最中だった。ブックカバーの棚を見ていたら、今毎日読んでいる日英中の学習読本にぴったりのブックカバーがあった。普段ならちょっと思案する額だったが、7割引き。有難く購入した。上記の学習読本に掲載されている語彙数は2893語。これまでに学んだのは約240語。まだまだ先は長い。読破する頃には本の表紙はボロボロになっているのではないかと危ぶんでいた。ブックカバーがあれば心強い。
ジュンク堂書店はよく利用していたのでせっかくだから閉店に際し、何か文庫本ぐらい一冊買って帰ろうと考えた。文庫本のコーナーに立ってすぐに目に入ったのが夏目漱石著の「坑夫」。私は漱石は大好きな作家だが、この作品は読んだことはない。これも何かの縁だろうと購入した。ジュンク堂書店は8月に少し離れたビルに移転開店することになっているようだ。レジで店員さんに新しいお店は売り場面積が小さくなるんでしょ?」と尋ねると、「はい、三分の一程度になります」と答えた。
私はジュンク堂書店には恩義を感じている。拙著を幾つか棚に置いてくれているからだ。しかし売り場面積が激減すると、私の本など消えてしまうだろう。
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外電も相変わらず、コロナ禍にまつわるニュースが多い。CNNのホームページを眺めていて、英王室に関する次のニュースを思わずクリックしてしまった。People are defecating outside the Queen’s vacation home という見出しだったからだ。
エリザベス英女王の休暇先として話題に上ることの多いスコットランドのバルモラル城。城外を散策する行楽客がところ構わず排泄しており、その際に使用するウエットティッシュなどがその場に捨てられているのだという。英国ではほとんどの公的な施設がコロナ禍で閉鎖されているが、野外での散策活動などは制限されておらず、そうした人々が自然の生理現象(the call of nature)ゆえにやむを得ない行為に出ている。文中では “… leading many to seek quiet public places if nature calls during a day out” と書かれていた。
不可解だったのは排泄行為に使われるティッシュペーパーの類が “non biodegradable wipes” と表現されていたこと。普通のティッシュなら「非生物分解性」ではなく、その場に放置されたとしてもやがて土に帰るはずで、レジ袋のようないわゆるプラスチックごみとは異なるのではないかと思った。環境汚染にはならないのではないか。王室の関係者は次のように指摘もしていた。“If you need to defecate, do so as far away as possible from public buildings, paths, water courses and farm animals. Bury faeces in a shallow hole and replace the turf.” まあ、確かに誰もいない山中などでも急に便意を催したとしたなら、排泄した大便を穴に埋め、土を被せて立ち去るのは最低限のマナーだろう。
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