- 2014-02-03 (Mon) 07:10
- 総合
また新しい年がやってきた・・・と前回の項で書いたら、いつもの間にやら、もう2月だ。この調子だと月1回のアップのペースかもしれない。やはり、旅をしていないとこんなものかもしれない。はあっとため息をつきたい気分だ・・・という表現も前回の項で書いたような気がする。
といいながら、このブログを久しぶりにのぞいて頂いた方は、表紙が少し変わっていることにお気づきかなと思う。そう、お世話になっている「書肆侃侃房」の関係者の方にお願いして表紙を変えてもらったのだ。タイトルも変更した。これまでは「さるくは小休止でござる」だったかと思う。「さるく旅が小休止」どころか「当分はお休み」の情勢なので、より現実に即したタイトルにしたまでのことだが。それでタイトルは何の工夫もないが、「英語でさるく 那須省一のブログ」とした。「さるく」というニュアンスだけは残した。海外には出かけられないまでも、インターネットがあるではないか、心であちこち「さるく」ことにしよう。
ところで表紙のイラストは私が非常勤で英語を教えている大学の女子学生が描いてくれたものだ。第一印象では「私には似ていない」と感じたが、彼女たちは「先生、そっくりです!」というものだった。「はあ、そうでやんすか。いえ、それなら文句はありません。これが君たちに映っている私のイメージね。ああ、そうなんだ。いや、いいね。ありがとう。これにします。ありがとう」
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さあ、表紙も一新したことだし、これからはせいぜい、アップするようにします。「英語でさるく」と銘打っているからには、英語表現に関することもなるべく書くようにいたしましょう。読んで頂く方の英語学習に少しでも参考になるようなことを・・・。
ところでをもう一つ。ところで、私は今週の水曜日、5日に60歳の誕生日を迎えます。心境は高校時代に古文(?)の授業で習った「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」のようなものです。正月にもらった新聞社勤務時代の同期の同僚からは「還暦とは生まれ直すこと」と記して、可愛い赤ん坊の写真が添付されていました。はて、H君に初孫でも生まれたのかな。嬉しくてその子の写真を添付したのだろう。世事、俗事に恬淡としていた彼もやはり人の子だったかなと思って、よく読むと、何と写真の赤子は60年前の本人だとか。オマガ! こういう手もあったのか。さすが、H君!
H君の言葉を信ずれば、還暦とは「生まれ直すこと」のようです。臆するに足らず。第一、私は「人生7掛け論」を声高に提唱しております。(実際はずいぶん以前にどこかの新聞で読んだ記事の中でこの考え方を実践している人が出ていて、それをそっくりもらっているだけのことですが)。「病は気から、若さも気から」。現実に過去の海外の旅では、私は30代、40代の男に見られることも(確か)しばしばでした。自己紹介の場で “Hi, my name is Shoichi Nasu. Call me Sho. I’m from Japan. I’ve been traveling around this country to write a kind of literary travelogue. My age? I’m 59 years young.” と語りかけ、爆笑を取っていたものです。
Comments:6
- さるく亭の馴染み客 2014-02-03 (Mon) 22:59
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ひと足早めの happy birthday! 那須先生のお誕生日、ちょうど私はその女子大にて期末試験です。しかし似顔絵、いいですね!かわいい色付きで、いかに学生さんたちが那須先生を慕っているかの表れだと思います。これまでもブログ楽しませていただいていましたが、今後はさらに英語に関する内容も増える予定とのこと、ますます楽しみにしています。よいお誕生日を!
- nasu 2014-02-05 (Wed) 08:48
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さるく亭の馴染み客様 ありがとうございます。だけれども、学生たちに慕われているわけでは全然ありません。嫌われてもいないかとは願っていますが。そのうちに「閉店休業」が長く続いているさるく亭の同窓会でもまたやりますかね。ランチ会か早めの夕食会のような形でも。
- やすよ 2014-02-07 (Fri) 12:13
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還暦おめでとう!
How "young" are you ?
それで思い出したこと。ある夏に家族と帰省した時にお隣のマサエさんがきやりました。義母(当時83歳)が「何歳になられますか?」と訊ねたら「たったの90」と答えました。かっこよかったばい。
ところで、『英語でさるく』ですが、友人が中断していた点訳を再開しましたよ♪ - 本部 2014-02-07 (Fri) 16:33
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はじめまして、やすよさん!お友達が点訳していらっしゃるんですね。私は『英語でさるく』以外の那須君の著書を点訳している矢口貴子といいます。個人的事情により『英語でさるく』はページを開いてすぐに断念しました。今年は『イギリス文学紀行』『幸せの残像』を仕上げました。お友達によろしくお伝えください。とっても嬉しいです。
- やすよ 2014-02-07 (Fri) 18:07
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はじめまして 矢口貴子さん!
私も省一さんの著書全てを読んでいるファンのひとりです。もちろん著者である省一さんのファンでもありますが^^
『英語でさるく』の点訳を再開した友人は、省一さんとも同郷の方です。
嬉しいです。こうしてひょんなことから繋がることが^^ コメントの窓に文字を打ちながら思う今日でした。
全国的に雪との予報ですが春はまだちょっと先のようですね。 - nasu 2014-02-07 (Fri) 19:22
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やすよさん はい、まだ「たったの60です。おそらく後40年ぐらい
の人生劇場が残っているような気がしています。これからが本番みたいな。
本部さん ありがとう。点字翻訳はこのうえない栄誉なことです。私のような全国5本の指に入る無名物書きの作品があれこれ点字翻訳されるとは身に余ることです。