- 2013-12-25 (Wed) 06:38
- 総合
今年も残り少なになった。このブログももっと定期的にアップしたかったが、生来の怠け者気質もあり、思うに任せなかった。来年はもっとアップに励みたいとも思うが、まあ、それは努力目標ということで。
それで本日(25日)から私は宮崎の山深い郷里に戻る予定だ。本当はとても居心地の良いここ福岡のマンションの一室で年末年始は翻訳と読書に精を出したいのだが、事情があって帰郷することにした。事情といっても複雑なものではなく、実姉の農家の手伝いをしたいというだけのことだ。私ができることは知れているのだが、まあ一応まだ肉体労働が可能な男であることは事実。
手伝うのは以前にブログにも書いた「椎茸」の収穫作業だ。とある事情で今、その椎茸の収穫が滞っていると電話で聞かされた。私が時々教壇に立っている大学は本日から冬休みに入る。私の授業は1月9日まで始まらない。それなら、その間少しは手伝えるのではと考えている。果たして期待通り、椎茸が十分育っているかどうかまでは分からないが。
実姉の家は山の中腹にある。標高がいくらあるか知らない。おそらく600㍍ぐらいだろうか。今でこそ、玄関先まで車が来るように林道が整備されているが、私が子どもの頃は下の本道から獣道のような狭くて曲がりくねった道を上って訪れたものだ。子どもの足には遠くてきつい山道だった。
実姉の家がある標高は東京で言えば、高尾山ぐらいの高さか。当然のことながら、南国宮崎といえども冬は寒い。雪こそめったに降らないが、やはり凍てつくような寒さだ。田舎の山間部の農家がほぼそうであるように、夏の暑さはしのぎやすいが、冬の寒さはこたえる。私が今住んでいるマンションは狭い。仕事机を置いている部屋のガスヒーターを付けるとすぐに暖まる。暖まり過ぎて、すぐにスィッチを切らないと、頭がぼうっとしてくる。真冬に机に向かって仕事をするのにはうってつけだ。
翻って、実姉の家で同じようなことは実現が甚だ難しい。昔の豪壮な造りの家でだだっ広い。一番暖かいのは食事もする台所だ。一応パソコンは持って帰るが、接続手段がないので、メールとかネットはできない。第一、私の携帯もほぼ圏外となる。要するに、俗世間とは隔絶した暮らしができるわけだ。もちろん、テレビがあるから、日々のニュースはテレビでフォローできるが。(南スーダンがルワンダ虐殺のような悲惨な状況になりつつあるとのニュースが流れている。私は独立直前の首都ジュバを取材したが、このような事態に至るとは思いもしなかった。マンデラ氏のような指導者がいないとこうなる。情けないの一言だ)
そういう次第でしばらく、文明の利器から離れた暮らしに入ります。焼酎の飲み過ぎが心配。すこし早いですが(ブログをのぞかれた)皆様、良いお年を。来年も宜しくお願い申し上げます。
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