- 2019-09-16 (Mon) 09:21
- 総合
香椎浜のスロージョギング。時々まだセミの鳴き声を耳にする。遅生まれか長寿のセミなのだろうか。セミの声に追い立てられるように少しだけペースを早める。スロージョギングとはいえ、汗びっしょり。風呂が恋しい。週末ならその後で軽く一杯もやれる。贅沢は言わない。ささやかな小市民の楽しみ。
私がスロージョギングで走る距離は約6キロ。週に4日走るとして24キロ。二週間かけてマラソンの距離になる計算だ。マラソンランナーはその距離を2時間ちょっとで走り抜ける。さて、そのマラソンの一大イベント、20年東京五輪の男女マラソン代表を一発勝負で決めるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)が日曜日に行われた。男女代表が同じ日に一発勝負で決まる初の試み。未来で、いや見らいでかいな!
チャンネルは当然NHK。しばらくしてスタートしたはずの男子マラソンが全然映らない。あれ、と思い、TBSに替えると映った。そうか。男子と女子を手分けして放送するのか。ややこしい。男子は設楽悠太選手が独走している。大丈夫かな。後半失速して大敗することはないのか。有力選手の一人だから勝算あっての独走だろう。
女子はうーん、よく分からない。腹筋女王の異名のある松田瑞生選手が苦しんでいるようだ。頑張れ! とにかくチャンネルを替えるのが面倒で、これならいっそのこと、画面を二つに分けて放送してくれないものか。それぐらい日本の技術だったら、簡単にできるだろ。あ、TBSはコマーシャルが入るか。それなら、コマーシャル時にはNHKの放送に切り替えるなど工夫は幾らでもできるはずだ。
しばらく女子マラソンを見て、男子に切り替えたら、設楽選手を追走していた後続のランナーが段々と近づいている。あ、これでは追いつかれるのでは。設楽選手の関係者は心配でたまらないだろうなあ。みんな頑張れ!
結局、設楽選手は終盤で失速した。テレビで見ていても、足取りが違っていた。やはり戦略を間違ったのだろうか。最有力候補の大迫傑選手もゴール間際で抜かれ、3着に終わり、東京五輪の切符をゲットすることはできなかった。体調が万全ではなかったのだろうか。しかし何とか3着の座を死守したことで彼にはまだ東京五輪の最終切符を手にする可能性が残っている。
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読売新聞の英語コラム「特派員直伝 トラベル英会話」。時々内容に??の時があるが、昨日のコラムはいいと思った。「ささやかなことを楽しむ」= I enjoy small things. ————という英文が紹介されていた。この言葉を発したのは、政治・経済混乱から過酷な耐乏生活を強いられているベネズエラの若い女性で、のどのがんを患い、隣国コロンビアの病院で治療を受けながら再起を期している。画像共有サービス「インスタグラム」をやっている時や再び声を出せるように発声練習をしている時などが楽しいとか。ベネズエラの母語はスペイン語。彼女が英語を使い、かすれがちな声で記者に語った言葉が、“I try to enjoy small things.” だった。small であっても何という力強い表現だろう!
この項の冒頭の「ささやかな小市民の楽しみ」は “a small pleasure for a commoner” か。
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