- 2019-07-20 (Sat) 17:46
- 総合
金曜日の期末報告会。韓国の受講生2人がこの日朝急遽帰国したため、教室の壇上に立ったのは9人だった。それぞれが台北での4か月近くの生活を振り返ったり、自分の夢を語ったり、アジアの特色ある食べ物を語ったり、とても聞きごたえのある報告だった。改めて驚いたのは、皆が流暢な中国語をしゃべっていたことだった。
9人が報告を終えると、黄老師はその都度私に感想を求めた。英語が苦手な受講生もいたので心苦しかったが、私はほとんど英語で印象を口にした。中国語で応じたかったのだが、私の拙い中国語ではそれはまだ無理。とにもかくにも、皆が笑顔で報告を終え、和やかな雰囲気に包まれた。私ははるばる来て良かったと思った。
この日の夜は韓国人の李先生と会食。彼も受講生仲間で私よりは一回り若いが、他のクラスメートに比べればずっと私に近い世代だ。日本の大学で教えているので、何の違和感もなく日本語で会話できる。4月に台北を去る直前にレストランで彼にご馳走になっていたため、今回はそのお返しをすると決めていた。瓶ビールで乾杯した後、麻婆豆腐や魚介の炒め物などを肴に紹興酒を飲みながら楽しく語らった。彼は来春まではこの地で中国語の力を磨く予定だとか。私とは差がつく一方だが、私もそれなりに頑張ろう。
土曜日朝、久しぶりに少しだけ二日酔い気味で目覚めた。本日は夕方まで予定もない。とりあえず朝飯を食べようと7時過ぎ、ホテルの周辺を歩き回ったが、どうも適当なお店がない。改めて気がついたが、ここら一帯は歓楽街だ。日本語の看板も多く、夜の蝶が快楽を誘っているお店がそこかしこに。この時刻でも扉の向うからカラオケの歌声に女性の笑い声が聞こえるお店もあった。徹夜で営業しているのかい!
天気は悪くない。歩いているだけでうっすら汗ばんでくる。いつか足を運びたいと前から考えていたところがあった。MRTの電車で行ける北投という地にある温泉地。電車で行けるというのも有難い。中山駅から淡水線に乗り、ほどなく北投駅に、そこで乗り換え、次の駅が温泉地の新北投駅。案内板に従って歩くとあっという間に目的地に着いた。源泉池と思われる地熱谷では湯気が立っている。案内板を読むと、水温は75度以上の高温だから注意せよと書いてあった。
それにしても暑い。汗はだらだら。周囲は温泉宿というかホテルがそこかしこに見えるが、日本のようにぱっとお湯に浸かれるところはないのだろうか。「温泉 浴室」という案内の文字が見えたので階段を上がり、入り口で尋ねると、「一人か?」「そうだ」「40分、料金150元」とのこと。おばちゃんの指し示す個室をのぞくと、狭いコンクリートのたたきに湯船のようなものが見える。清潔感はなく、潔癖症の我が兄貴だったら絶対入らないだろうなあと思いながら、お金を払った。温泉と水を蛇口から勢いよく混ぜて満たし、浸かってみると、まあまあの感覚。お湯が目に触れると目がちょっと痛かった。
頃合いを見て湯から上がったが、下着も短パンもポロシャツも汗でびっしょり。う、気色悪(わる)! 着替えを持参すべきだった。もっともその後もすぐにまた汗びっしょりになったので同じことだったろうが・・・。
ここでは温泉の類はホテルや旅館などに宿泊して味わうのが無難なのかもしれない。
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