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雨が心配

  • 2019-07-03 (Wed) 11:52
  • 総合

20190703-1562122213.jpg 雨に降りまくられた南大隅町を去り、宮崎経由で福岡に戻った。復路の切符を持っていた宮崎駅―熊本・新八代駅への高速バスが雨のため終日運休となり、九州新幹線での帰福ができないことが判明。致し方なく東回りの日豊線で福岡を目指すことにした。最悪の場合は飛行機で帰福することも考えていたので、まあいいか。払い戻しを受けて、改めて宮崎―香椎(福岡)間の特急「にちりんシーガイア」の切符を購入。4,400円の新たな出費を余儀なくされたが、航空券のことを考えると御の字だ。
 施設に入っている長姉夫妻の顔を拝んで、特急に乗り込んだ。日豊線に乗るのは久しぶり。空いていて快適な乗車となったが、午後3:35分に宮崎駅を発ち、香椎着は午後8:49分。5時間14分の長旅だ。文庫本や中国語の辞書とにらめっこしたため退屈することはなかったが、香椎に到着した時はさすがに疲れを覚えた。それでも妹を含め、南大隅町のTさん夫妻、鹿屋市のHさん夫妻と再会し、楽しいひとときを過ごすことができて有意義だった。
                 ◇
 急転直下の米朝首脳会談。どこの国であれ、首脳が会談するのは悪いことではないだろうが、今回のトランプ・金正恩会談は大きな?をつけてその意図を推測せざるを得ない。特にトランプ氏が会談直後に「私が大統領に就任して以降、米朝関係は戦争の瀬戸際から和平の道を歩んでいる」という趣旨のことを誇らしげに口にしていたが、果たして本当にそうなのかと首をかしげざるを得ない。来年の米大統領選で共和党のトランプ氏打倒を目指す民主党の各有力候補たちは今回の会談を大統領選をにらんだトランプ氏のお得意の「宣伝行為」(a publicity stunt)と一蹴している。
 北朝鮮の核の脅威は依然そのままだし、金正恩氏の存在感がいや増すばかりではないのか。トランプ氏にとって北朝鮮・金正恩カードは世界のメディアの耳目を一身に集める黄金の切り札になっており、我々はそれに振り回されているだけなのかもしれない。
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20190703-1562122294.jpg 昨日のジャパン・ニュース紙に米アラスカのベーリング海などの氷が例年よりずっと早く解け始め、アザラシ(seal)やセイウチ(walrus)を食糧にして暮らしている住民に深刻な影響を及ぼしているという記事があった。地球温暖化によると見られる海水温の上昇で漁場(?)が遠のきつつあるのだという。
 翻って、九州各地で今豪雨が懸念されている。NHKテレビはここ数日、気象庁の要請を受け、「命を守らなければならない状況が迫ってきています」と再三呼びかけている。このブログでだいぶ前に書いたことがあるが、宮崎に帰郷すると、昔は経験したことのない雨を見ている気がしてならない。門外漢だが、乱暴に書くと、南太平洋の熱帯か亜熱帯の国々で見られる雨が今の宮崎の山間部で降るようになっているではないかという疑念がくすぶる。
 昨日のNHKテレビでは鹿児島で平成5年に起きた死者総勢71人を出す惨事となった豪雨を振り返っていた。昔から時には九州(日本)では豪雨が襲来していたと思いたい。願わくは、地球温暖化でこうした大水害がこれから毎年、日常茶飯事の光景になるというものではないことを祈りたい。そうでなくとも、我々は大きな台風や大地震の脅威にさらされ続けている。

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