- 2019-06-28 (Fri) 11:40
- 総合
宮崎を経由して鹿児島・南大隅町に来ている。久しぶりに海で泳ぎたかったからだ。南大隅町の海では以前に泳いだことがある。地元のTさんとの再会も楽しみで、夏休みの行楽客で賑わう前のこの時期を選んだ。ところが、出発直前に天気予報でどうも台風に発展する可能性のある熱帯低気圧が九州の南海上を北上していると知り、わざわざ悪天候のど真ん中に飛び込むのも嫌だなとキャンセルすることも頭に浮かんだ。
しかし、宮崎から妹に車の運転を頼んでいたし、南大隅町の宿にドタキャンの連絡を入れるのも気がひけた。何度かこのブログで書いているかと思うが、私はこの歳になって思うことは、すべては神様の思し召し—— providence(摂理)——。だから、せっかくの旅が悪天候に見舞われるのも神様の差配であり、自分自身の不徳の致すところと納得するのが常。ひょっとしたら、思ったほどの悪天候にはならないかもしれないし・・・。
新幹線と高速バスで到着した宮崎は雲ってはいたが、雨は降っていなかった。いつも思うのだが、新八代から宮崎に乗り継ぐ高速バスが混んでいたことがない。利用者個人としてはいいが、故郷宮崎の観光が依然として低迷していることを物語ってもいる。複雑な心境だ。
宮崎駅から妹の車に同乗し、一路、南大隅町へ。妹の運転で行くのは初めて。都城まで高速に乗り、その後普通の道路(国道)に出てゆっくり走り、3時間が経過する頃に到着。予約していた宿にチェックインして、早速ネッピー館という名の温泉風呂に向かった。海が近いためかお湯は少し塩気が混じっているが、これが何とも言えない湯(味)加減。Tさんともここで合流して何度かサウナと水風呂を往復した。
今年2月末に稲尾岳参拝登山の折りにネッピー館を利用した際には、水風呂は冷た過ぎて控えたが、さすがにこの季節になると、日中のほてりが身体にたまっているせいか、何の支障も感じない。水風呂が何と気持ちいいことよ!舒服!
お風呂の後にはTさん夫妻と一緒に旧佐多町の小料理屋「時海」(ときみ)に足を運んだ。ここは老板(店主)が海で自ら釣った魚料理を提供することで知られている。確かに他では食べられない海鮮の数々が絶品だった。木曜日だったが、Tさんと再会を祝し、ビールと焼酎を頂いた。鹿児島では焼酎はお湯割りが普通で、銘柄は忘れたが、焼酎のお湯割りをしこたま飲んだ。(デジカメを忘れたため、スマホでテーブルの海鮮料理を撮影したが、スマホの操作に慣れておらず、ここにアップできないのが残念)
一夜明け、少々二日酔い気味のぼぉーっとした脳味噌でこの項を打っている。宿は二階の小部屋。暑くはないが、窓を開けている。外は生憎の雨。先ほどはひとしきり激しく打ち付けていたので、思わず窓を閉めたが、今は小降りになったので、また窓を開け、隣家の緑の木々を見ている。石部金吉の日々を送っている私に神様はさすがにこれ以上の天気を恵んではくれなかったようだ。天気予報を見ると、これからもしばらくは雨マークが続いている。私が願っていた海での遊泳はどうも無理かもしれない。少し残念!
宿のテレビでは大リーグ中継も見ることができないことが判明。まあ、読みたい文庫本も持参しているので、のんびり温泉通いと読書三昧も悪くなかろう。