- 2018-06-10 (Sun) 23:26
- 総合
衝撃的ニュースに落胆を禁じ得なかった。興味のない人にはどうってことのないニュースであろうが、私は大いにがっかりした。大リーグで活躍中の大谷翔平選手が右腕肘の張りで故障者リスト(DL)に入ってしまったのだ。最後の登板となった6日の試合後に肘の張りを訴え、診断の結果、3段階の中程度に当たるグレード2の症状にあることが判明。今後3週間経過を観察し、再検査をしてその後の対応を決めるという。
再検査後の最悪のシナリオは「トミー・ジョン手術」と呼ばれる靭帯の手術のケースだが、そうなった場合は年内の出場はもちろん絶望となり、来年のプレーにも影響は必至だろう。願わくは最悪の事態を回避し、7月以降、少なくとも指名打者(DH)として復帰する道が開けて欲しい。順調に回復さえすれば、再びマウンドに上がる可能性もなくはないだろう。とまあこれは所詮、野球の素人の一ファンとしての見立て。事態を静観するしかない。
大谷選手の離脱はチームにとっても大きな痛手であることは間違いない。所属するロサンゼルスエンジェルスは現在、アメリカンリーグ西地区の3位。上位2チームは好調を持続しており、エンジェルスにとってはプレーオフに進めるワイルドカードを奪取するのも前途多難な情勢。大谷選手の投打にわたる活躍がこれからますます期待されていただけに、チームメートの落胆も理解できる。同僚の一人は次のように語っている。“He helps us win, and it’s tough losing somebody who helps you win. We just gotta keep playing. Hopefully, Showy comes back later in the year healthy and ready to help us.”
野球の神様がShowy(翔平)に奇跡的に微笑むのを待とう。それにしても、彼が日本でプレーしている時、私は彼に声援を送ったことは皆無。大リーグに移っただけで、彼の一挙手一投足に一喜一憂することになろうとは思わなかった。
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去年のブログを見ると、7月1日の頃でクーラーをそろそろつけようかなと思うと書いている。去年の例にならえば、あと3週間の我慢。果たして扇風機だけでしのげるかしら。
夏バテ対策には自信がある。らっきょう酢という強い味方があるからだ。これにダイコンやニンジン、タマネギ、ゴボウ、水菜それと最近再び八百屋さんの売り場に姿を見せるようになったゴーヤなどを幾つかのタッパーに分けて漬け、冷蔵庫で一晩も寝かせれば、美味くて滋養たっぷりのピクルスに化けてくれる。
ゴーヤはらっきょう酢に出合うまで敬遠していた。子供の頃、母親が作ってくれるカレーを喜々として食っていた時、母は親父にはいつもゴーヤを炒めていた。親父はカレーが好きではなかったのだろう。この記憶とゴーヤが苦手なことは関係ないとは思うが、ずっとゴーヤは遠ざけてきていた。沖縄の人に長寿者が多いのはゴーヤと何らかの因果関係があるのだろうかとずっと考えていたこともあり、いつかは食したいと願ってはいたものの。
それがらっきょう酢を知り、ゴーヤもそのまま漬けるだけで美味しく頂けると知り、実際その通り、好物になった。あの独特の苦さがいい。油で炒めれば酒(焼酎)の肴としてもいけるのではないかと思うが、断酒中の身ゆえ、まだ試していない。今から思えば、あの頃、怖かった亡き親父もゴーヤを晩酌の焼酎の肴にしていたのかも知れない。