- 2017-12-18 (Mon) 15:20
- 総合
週一回の非常勤講師の仕事をしている大学が全学休講となった。たまたまその日は郷里の神社で催される年に一度の夜神楽の日。ここ数年足を運んでいない。これも神様の有難い差配(providence)と解釈して、新幹線・高速バスで急きょ宮崎の山里へ向かう。銀鏡神社に到着したのは午後9時を過ぎていた。道中、妹の安全運転の車を追い越したのはわずか1台だけだった。あれ、これでは村外(地区外)からの来訪者は少ないのでは?平日(木曜)の夜だものなあ!と案じながら、臨時駐車場となっている母校の中学校のグラウンドへ。すでに車であらかた埋まっていた。夜神楽の会場も来訪者で大賑わい。来訪者が坐して飲食できる座敷も空きを見つけるのが難しいぐらい。良かった!
今回も懐かしい顔に何人か会った。驚いたのはそうした懐かしい人の一人と話を終えた直後に、背の高い青年から「省一おじさんですよね?」と背後から声をかけられたこと。え? 君は・・誰や?? すっかり面食らってしまった。でも、彼が名乗る前にほぼ正体は察しがついていた。その顔に懐かしい面影が見てとれたからだ。幼馴染の同い年のいとこの顔だ。彼はそのいとこの長男だった。彼を最後に見たのはいつだったか覚えていない。少なくとも20年以上前だろう。彼はおそらく小学生だったのでは。H君という名前もすぐに口をついて出てきた。よく俺が分かったね! 声を聞いて、あ、おじさんだと分かりました。へえ、そうなんだ! 久しぶりだね。声をかけてもらわんかったら、まず分からんかったわ。T(父親)は来とらんちゃろ?・・・などとひとしきり話に花を咲かせた。
午前2時頃までドラム缶の中で燃える木々の焚火に温もりながら神楽を見たが、さすがに疲れを覚えた。神楽は夜を徹して舞われるが、私は少し離れたところにある仮眠所に行き、片隅の畳の上で縮まって寝た。仮眠所には毛布があったようだが、コートを掛け布団替わりにしただけだったので、さすがに寒かった。早朝に振る舞われた握り飯が実に美味かった。残念ながら最後の演目の「ししとぎり」は見ずに宮崎市内に向かった。カレンダーによると、来年の12月14日は金曜日。きっと来年は今年以上の人出で賑わうことだろう。
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何気に新聞を読んでいたら、年賀状受け付け開始の記事に目がとまった。はがきの郵便料金は今年6月に値上げして62円になっているが、年賀はがきは来年1月7日までに投函されたものまでは52円に据え置かれると記されていた。ということは1月8日以降に投函する場合、郵便局で年賀状に10円の切手を貼って出せということか。
私は年末年始はいつも留守にすることが多く、年賀状への返事は年明けになる。パソコンでメールのやり取りが普通になった今、年賀状のやり取りをする人は多くはない。それでも律儀に賀状を送ってくれる人もおり、いつも相済まなく思いながら、返事の賀状を出している。今年は年末から久しぶりに北陸・関西方面に旅しようと思っている。帰福するのは今のところ、1月7日の予定。そうすると、郵便受けから賀状を取り出し、返事の賀状を出すのはどう早くても8日。年賀はがきを買い込んでいても、追加料金を支払った上での投函を余儀なくされる。たかだか10円のこととはいえ、なんだかなあと思わざるを得ない。そうはいっても、年も明けていないのに、「恭賀新年」とは書けない!
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