- 2016-03-16 (Wed) 22:19
- 総合
釜山から帰福して感じていたもやもや感がようや雲散霧消した。体調も完全に回復した。釜山港の免税店で買ったキムチがずっと気になっていた。田舎の実姉の土産にしようと思っていたが、できるだけ早く食べた方がよさそうなので、数日前に開封。あまり期待したような味でないので、試しに味噌汁にぶち込んでみた。キムチ何とかになるのではと。これが思いのほか美味い。キムチはまさに万能だなと感じた次第。
さて、次の釜山訪問はいつにしようか。今度は絶対に、往復4,900円の信じられないほどの超格安のチケットで行こうと願っている。縁あって福岡に住むようになった地の利を最大限に活かしたい。問題は復路の日を含めてしっかりと予定を組まないといけないこと。行き当りばったりの旅を続けたい私にはかなりのハードルだ。次回の旅では英語教育関係者に会いたいと思っており、これもハードルの一つになっている。
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いよいよ球春たけなわとなり、ケーブルテレビでは各地で行われているオープン戦がたっぷりと楽しめる。プロ野球ファンにとってはたまらない時代だ。といっても、世の人々が汗水流して働いている昼日中から野球観戦はさすがに気がひけるので、これはあくまで一般論で書いているに過ぎない。第一、そのうちMLB(大リーグ)が開幕して、日本の選手が活躍するようになれば、私のプロ野球への興味は激減する。
とはいえ、地上波全盛の一昔前は全国津々浦々、巨人戦しか、それも途中からの放送開始で、佳境は時間切れというのが当たり前だった。それを考えると、隔世の感ありだ。私がこのところ、楽しんでいる韓国KBSのドラマや中国のCCTV(中央電視台)の放送にしても、昔からは信じられない話だ。曲がりなりにも活字で食ってきた身としてはあまりテレビの前で時間を奪われたくないのだが、語学の勉強には向こうの本場のテレビは打ってつけ。
かてて加えて、ヒートアップする一方の米大統領選も現地の報道でフォローしたいと思えば、好きな放送局ではないが、米CNNテレビも見ざるを得ない。これがまた面白い。政治(選挙)をあれほど見事にエンターテインメントのショーとして仕立て上げる腕前はさすがと言うしかない。もちろん、今年は傲岸不遜の大富豪、ドナルド・トランプ氏という格好のエンターテイナーがいることも大きいが。
11月の本選に臨むのは、民主党はヒラリー・クリントン氏、共和党はトランプ氏でほぼ決着かと思っていた。ところが、有力ネットメディアのハフィントンポストをのぞくと、共和党は予想外の大逆転の芽が残っているとか。トランプ氏に負けず劣らずの右派の論調で知られるラジオ番組の司会者の見立てが載っていた。その見出しは“Jeb Bush could mount a convention comeback”(ジェブ・ブッシュが党大会で指名獲得に乗り出す可能性も)となっていた。このままの情勢が続けば、7月の党大会までにトランプ氏を含め誰も過半数の代議員数を獲得する候補者が出ないという混迷が背景にある。ブッシュ氏は既に今回の指名候補争いから撤退しているが、党上層部の意中の人物だった。人種偏見に満ちたトランプ氏のような人物が候補者として選ばれる事態は何としても阻止して欲しいが、それにしてもアメリカという国の最高指導者を選ぶ候補選考レースはワイルド&ワイルドだ!