- 2015-12-29 (Tue) 11:14
- 総合
今年も大家さんから市販の可愛い鏡餅セットを頂いた。カレンダーも来年のものと取り替えた。過ぎ去ろうとしている行く年の数少ない収穫は、正月明けに心に誓った断酒をずっと守り通したことだろうか。断酒をやむなく破ったのは、盛夏の頃に小中学校の頃の幼馴染と語らった飲み会や、南大隅町を訪れ、旧知の人たちとの再会を祝ったささやかな宴など数えるほど。そうした場ではさすがに酒(焼酎)を断るわけにはいかない。酒があってこその祝宴だ。しかし、それ以外では焼酎、つまり酒を飲むということが頭からすっかり消えてしまった。これからもやむを得ぬ場以外では酒を口にすることは皆無に近いかと思う。
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世界は2015年も世界各地でテロが相次ぎ、血なまぐさい一年だった。エリザベス英女王は英連邦(Commonwealth)の人々にテレビを通して語りかける恒例のクリスマスメッセージで今年は次のように述べている。 “It is true that the world has had to confront moments of darkness this year, but the Gospel of John contains a verse of great hope, often read at Christmas carol services: ‘The light shines in the darkness, and the darkness has not overcome it’”.(世界は今年、暗黒のときに直面しなければならないことが何度かあった。しかし、クリスマスによく賛美される、ヨハネによる福音書の一節は大いなる希望の言葉を含んでいる。「暗闇の中でも光は輝く。暗闇が光を圧倒することはない」のだ)。確かにその通りだろう。ただ、もし宇宙のかなたから異星人が地球を訪れ、地球の現状を目の当たりにした時にどう思うだろうか、などといった妄想に駆られることがある。特にその異星人が人類よりはるかに進んだ高等文明を有していたとしたらだ。地球に住む我々人類は何と愚かで冷酷無比な生物であることよと思うのか。いや、欠点はあるものの、多くの場合、愛と思いやりに満ち、向上心を胸に秘めた生物であることよ、と好意的に見てくれるのか。私は自信がない。
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有馬記念は思いもしなかった馬が勝利した。私の意中の馬は惨敗。あまたの競馬予想家は軒並み外したようだ。勝ち馬を当てることを職業としている者でも外してしまう。競馬はかくも難解なギャンブル。手を出さない方が無難というものだ。もちろん、馬券は購入せずに予想だけ参加し、レースで駿馬が疾走するシーンを見ているだけでも目の保養となる。
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これから宮崎の山にある故郷に帰郷する。携帯も圏外となり、ネットもできなくなる。文明の利器から離れ、心穏やかに一週間程度を過ごすのも悪くない。雑念から解放され、清浄な山中を歩き、読書にいそしもう。
来年からはいよいよ、韓国をさるき始める予定だ。これまでの海外の旅に比べれば気楽だ。第一、週末を利用しての、たいていの場合、数日間の短い旅程だ。岩手や秋田など東北地方をちょこっと旅する感覚で出かけることができるに違いないと期待している。時差もない。行き当りばったりの旅だ。どうなることやら。
皆様にとって来年が良い年でありますように。良いお年を!