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To take life seriously

  • 2015-10-28 (Wed) 15:19
  • 総合

 ようやく韓国のドラマ「ラブレイン」(사랑비:サランピ)を見終えた。ケーブルテレビで毎週月火の深夜の放送で全20回。昨夜の放送が最終回だった。「冬ソナ」は消化不良の結末だったが、「ラブレイン」はまあまあハッピーエンドで納得のいくものだった。それにしても、ヒロインが可愛かった。何度も書くが、すっかりファンになってしまった。アイドルグループ「少女時代」(소녀시대:ソニョシデ)のユナ(윤아)嬢。
 その他にもはまっている韓国のドラマがある。実に面白い。なぜ面白いのだろう。日本のドラマは「渡鬼」以来見たことがない。そのうちに韓国のドラマがなぜ面白いのかここで書きたいと思っているが、今は語学の勉強にいそしみたい。
 韓国語と日本語の類似性はよく指摘される。門外漢の私にもそれは良く分かる。素人なりにすでにいくつかこのブログでも書いてきた。というか、このブログのタイトルは一応「英語でさるく」となっており、最近は「韓国語でさるく」という観を呈しており、タイトル替えが必要かと案じ始めているほどだ。それは承知の上で、ハングゴ(한국어:韓国語)についてまた一言。「とても」という副詞にテゲ(되게)という語があることに気づいた。我が宮崎の方言でも「てげ」という語がある。「とても」という意味だ。「この魚、てげ美味いわ」といった具合だ。「てげてげでえっちゃが!」と言えば、「だいたいでいい、そんなに一生懸命にせんでもいいとよ」という少し異なる意味になる。韓国語と宮崎方言の語源が重なるのか分からないが、ハングゴに魅せられる理由(이유:イユ)がまた一つ増えた。
                           ◇
 私は読売新聞の他に英字新聞「ジャパンニュース」(JN:旧デイリーヨミウリ)を購読している。懐には痛いのだが、紙の新聞(英語ではhard copy と言うことが多い)の魅力もまた捨てがたい。ネットで世界中の新聞・テレビの報道に触れることができるが、ハードコピーの新聞に毎日触れるのはまた別の味わいや発見がある。ネットだけだったら、ほぼ絶対出合わないであろう良質の記事に向き合うことがあるからだ。
20151028-1446013104.jpg 例えば、JNで最近読んだ記事に次の話題物(英語だとfeature story)があった。イタリア出身の大女優、ソフィア・ローレンが81歳の今なお、生涯現役を目指し、意気軒高ということを紹介した記事だった。見出し(headline)は Sophia Loren at 81: Retire? Never! というものだった。説明するまでもない分かりやすい見出しだ。私はこの女優のファンでも何でもないが、若いときは凄い美人だったことは知っている。代表作もテレビでいくつか見ているはずだ。毎朝のことだが、早朝のトイレの中で物珍しさからだけの理由でこの記事を読んでいて「いいな」と思った。それは現代の若い女優に何かアドバイスをと求められ、彼女が次のように答えているくだりだ。
 “To take life seriously,” she said, “to do the right things and not to take life easily, as sometimes the girls they do because they don’t have experience.”
 なるほど。若い女優に限らずすべての若者、いや人々に言える助言ではないか。私など還暦を過ぎた今初めて、“to take life seriously” (人生を真面目に考えること)に着手したような・・・。Better late than never. (遅くなってもやらないよりはまし)の心境だ。

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