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「俺がよ」「ミアネヨ」

  • 2015-09-30 (Wed) 14:49
  • 総合

 大リーグは最終盤を迎え、アメリカンリーグもナショナルリーグも優勝チームがほぼ出そろいつつある。熾烈を極めているのはプレーオフに滑り込めるワイルドカード争いだ。両リーグ合わせると30チームもあるのだから、ワイルドカードの意義は理解できる。
 翻って日本のプロ野球。クライマックスシリーズと称して三位に入れば、日本シリーズに出場できるチャンスを手にできる。パリーグで言えば、今年の優勝チームのソフトバンクスホークスは29日時点で貯金が44。三位は西武ライオンズとロッテマリーンズが争っているが、貯金はあるかないかのレベル。勝率五割に何とかこぎつけたチームが、貯金40以上の圧倒的強さを維持したチームにクライマックスシリーズという名の短期決戦で勝利すれば、日本シリーズに出て、チャンピオンとなることができるわけだ。こんな不可思議なチャンピオンはない。私にとってはプロ野球の魅力が薄れつつある一因でもある。
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 米男子ゴルフのプレーオフ最終戦は飛ぶ鳥を落とす勢いの22歳のプロ、ジョーダン・スピースが優勝を果たし、総合優勝のボーナス1千万ドル(約12億円)を手にした。想像もつかない多額の賞金だ。スピースは大会終了後、米テレビのインタビューに答え、このボーナス賞金をゴルフ関係者やこれまでの米国内の各大会を支えた人々とシェア(share)する意向を表明した。私は彼のファンでも何でもないが、この心の大きさには敬意を表せざるを得ない。(彼の発言を報じた外電は続で)
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 ようやく「冬のソナタ」を見終わった。この一か月間、放送は週日に午前と午後の2回。最終20回目の放送は大学の授業の開始日だったため、午後の放送を見ることは不可能。携帯電話のアラームを午前5時にして、何とか早朝放送の最終話を見た。ちょっと意外な結末だった。何というか、もやもやした消化不良の結末だ。さあ、その後の展開は皆さん、好きなようにご想像あれ、というような感じか。あれであの二人の恋の行方を巡る確執を描く続編がこれから作られても、私にはもう見る気がしない。
 とはいえ、韓国語の勉強には大いに役立った。「愛している」というのは「サランヘ」あるいは「サランヘヨ」(사랑해요)ということは知っていた。これの丁寧な表現として「サランハムニダ」(사랑합니다)というのがあることを知った。「ごめんなさい」と謝るのも、親しさの程度によって、「ミアナムニダ」(미안합니다)「ミアネヨ」(미안해요)「ミアネ」(미안해)と変わることを学んだ。心もとない独学ゆえあまり自信はないが、「ミアネ」は親しい者だけが使える、いわゆる「ため口」のようだ。「ミアネヨ」と「ヨ」(요)が付けば、丁寧さが出てため口ではなくなるとか。なるほど、韓国語のドラマを見ていると、確かに実によく「ヨ」という語尾が出てくる。日本語だと例えば「俺がよ、この間よ・・・」などと言えば、あまり柄が良くない感じだが、韓国語では全く印象が異なるようだ。
 「ミアネヨ」の語幹の「ミアン」(미안)は漢字で書けば「未安」だとか。自分の言動で相手に迷惑をかけ、心が安らかでないことを表す「未安」だという。日本でも古代にはこういう語を使っていたのではないかとさえ思ってしまう。「安心」の対義語みたいな・・・。

 続)ジョーダン・スピースは次のように語っている。
 “For me it’s important to give it back to not only the people that need it, but also to our team who made it possible,” the 22-year-old told CNN.
 “This is a bonus that isn’t just for me, I promise you that. This is going to a lot of various places because this season was magical and there was a lot of behind the scenes work done by a lot of people, and I want to be able to share that with them.”

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