- 2013-02-28 (Thu) 12:35
- 総合
ようやく翻訳作業を完了することができた。12月早々に着手していたから、ほぼ3か月かかったことになる。生涯、これほど集中して仕事に当たったことはない。まあ、定職のない身ゆえ、他に特段することがなかったことが最大の理由だが。それはそれとして、マンション5階からすぐそこに見えるスーパー銭湯やパチンコ店の誘惑にもめげず、週末を含め、日夜翻訳に明け暮れ、実に充実した3か月だった。
誰も祝ってくれる人もいないので、昨晩は赤ワインを買って来て、一人祝杯を上げた。気が付いたら、すぐにボトルが空になっていた。やはり、こういう時は焼酎よりもワインが似合う。気分がいいので、ブログも久しぶりにアップしている次第。タイミング良く、東京の新聞社勤務時代の同僚からWBCの観戦チケットが届いた。昔の人は言ったものだ。「もつ鍋は冬、もつべきは友」。3月6日の日本対キューバ戦。これを福岡のドーム球場で生で見れる。ウレピイー。野球大好き人間の私としては、試合の観戦記は来週の試合後、アップしたいと思っている。
ちなみにこの元同僚とは時折、メールでやり取りしているが、直近のメールで最近の人間が変わったような質素な生活から自分のことを「石部金吉」と書いて送っていた。(私はこの謹厳実直な人物をずっと「いしべかねきち」と読むのかと思っていた。「いしべきんきち」が正解らしい)。元同僚からは「石野金玉」様と返信が届いた。彼のユーモアには勝てない!
閑話休題。明日から3月。私の誕生月はあっという間に過ぎた。「啓蟄」の時分となる。「冬籠りの虫が這い出る」意だという。私もそろそろ、世間に這い出て行こうと思っている。まず、手始めは鹿児島県南大隅町への旅。新聞記者時代の取材が縁でここの打詰と呼ばれる集落の恒例の行事にほぼ毎年参加するようになっている。確か今回で4回目の訪問になるはずだ。打詰集落では毎年3月の第1日曜日に集落の「守り神」とも言える稲尾神社が祭ってある稲尾岳に登り、お参りをするのが集落の大切な行事。打詰集落はいわゆる限界集落であり、この行事は地区外の人のボランティア参加で成り立っている。
福岡からは博多駅から九州新幹線を利用して鹿児島中央駅まで下り、そこからバスとフェリーを乗り継ぎ、ちょっとした長旅となる。南大隅町の訪問は車がないと不可能。私は懇意になった町役場の方がフェリーを下りたところで待っていてくれるので、心強い。3日の稲生岳登りに間に合わせるには前日の2日から南大隅町入りしている必要がある。2日夜は迎えに来てくれた方と再会を祝い、一杯やることになっている。翌日の山登りがあるから深酒はご法度。稲生岳は標高930㍍。神社は頂上に設けられており、私のように都会(?)暮らしで体が鈍った身には決して楽な参詣ではない。
その代わり、参詣の山登りを終え、ふもとの集会所に戻ると、体力的に山登りには付き合えなかった集落の古老たちも加わり、酒宴が催される。猪肉なども振る舞われ、集落のご婦人たちの手料理に舌鼓を打つ。私のような部外者も歓迎される。私は去年参加できなかったので、集落の皆さんとは2年ぶりの再会となる。こういう場ではワインよりもやはり焼酎だ。いや、楽しみ。
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Comments:3
- tajima 2013-03-01 (Fri) 23:50
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那須さん、翻訳完了、おめでとうございます&お疲れさまでした。
ずっと追っかけで読ませていただきましたので、わたしも、おお、最後までいった、と思って、感慨深いものがありました。
そして、何より、この小説がほんとうにおもしろい。
本になるのが楽しみです。 - やすよ 2013-03-02 (Sat) 09:55
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省一さんのブログが静かなので心配していました。
おつかれさまでした~
翻訳の小説を楽しみにしています。
南大隅町の方たちとの再会記も楽しみです。
春一番の風も吹きましたね。 お元気で! - kabu 2013-03-03 (Sun) 00:35
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翻訳お疲れ様です
最近 母が読売新聞の英語のクロスワードにこっており
答えに知っている単語だが言い回しが新鮮だといちいち報告してくるので
ならば 英語でさるくを読んではみてはと推薦してみると心に響いたのか
台所へ置いて時間を見つけて拝読していますよ
翻訳本楽しみしています!
NBS 楽しんできてね
東京にこられる事があったら
久々みんなで笑おうね!