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断酒を誓う

  • 2015-01-24 (Sat) 10:25
  • 総合

 一月も残り少なくなっている。年齢を重ねると、こうやって段々と月日の過ぎ行くのが早くなっているように感じるのだろう。このブログをアップするのが段々と億劫になっている言い訳でもあるのだが・・・。
 今年は正月明けに一つの誓いを立てた。体重を落とすことだ。机の前に座っているか、ベッドに寝転んでいることの多い日々、ふと気づくと、だいぶお腹に余裕が出てきていた。時々プールで泳いではいるが「焼け石に水」のようだ。嘆息短躯いや短足短躯の身には体重増はこたえる。昨年夏の久しぶりの健康診断でも体重を落とすように「勧告」されていた。しかしそれ以降もわずかずつとはいえ、体重が増えていっている感覚があった。
 年末からこちら、ふと生活スタイルを少し変えた方がいいのかな、と思い始めていた。ひとつには健診で私の数値を診た保健師の方から「その後どうですか、お酒の量は減らしてますか?」という「親切な」電話があったことも一因だが、神様からそうたしなめられているような気もしていたのだ。
 ここ数年週に一二度、律儀にのぞいていた行きつけの居酒屋が年末を機にお店を畳んだことがその背景にある。この店は本当に居心地のいい店だった。アフリカを旅していた時のブログ上で、脳裏に浮かんだこの店の酒の肴を綴ったこともある。お店は私のような常連客で賑わっていたのだが、ママさんの親族が新たな事業を展開することになり、そのお手伝いで店仕舞いを余儀なくされた。貴重な憩いの場を失った私には少しくショックだった。だがこれも、何かの「メッセージ」のように思えたのだ。
 思えば、今の暮らしを始めて二年以上になるが、毎夕ほぼ一日も欠かさず、晩酌を楽しみに過ごしてきた。春夏秋はテレビでプロ野球、冬は麻雀などの番組を見ながら、大半はイモ焼酎だが、時にワインを傾け、夏にはその前にまずビールで喉を潤していた。肴は乾き物や刺身、チンした餃子類など。焼酎は格好のアペタイザー(appetizer)だ。その後のご飯も二膳三膳と進む。これで太らないわけがない。悪夢のような体重80キロ突入もそう先のことではないように思えていた。
 かくしてしばらく断酒することにした。どうしても避けることのできない酒の席は例外として、少なくとも普段の暮らしから飲酒をシャットアウトする。以前にも何度か一年程度は断酒した経験がある。最初の数日はさすがに夕刻になると、グラスの中で氷がカチンとぶつかる音、酒(焼酎)の滑らかな口当たりが恋しくなったが、すぐに慣れた。
 断酒を決意したのにはもう一つ理由があった。飲酒・食事した後、午後8時過ぎになると、中途半端な睡魔に襲われ、夜の読書に支障をきたしていたことだ。断酒生活に入った今はこの睡魔から完璧に解放された。
 本日、プールで泳ぎ、体重計に乗ってみると、年末から3キロも軽くなっていて、嬉しい驚きだった。当面の目標は72キロ。目標値に達したら、週末の飲酒を解禁したいと思っている。だが平日の断酒はその後も続け、最終的には私には考えられなかった体重60キロ台への回帰を目指していきたいと願っている。
 酒を断ち 心穏やか 本を繰る 深き喜び 大寒の夜

Comments:2

成冨義文 2015-01-27 (Tue) 22:33

断酒とは一大決心ですね。私は、毎日飲んでいた酒を44歳の時以来、週に3回に減らしました。その3回が昼間からとっても楽しみです。定期的に走っていることもあって体重が8キロほど減りました。ともあれ、早く目標を達成され、週末のお酒をお楽しみになれるよう、心より私祈ってます~。

nasu 2015-01-28 (Wed) 00:27

成冨さん お懐かしやですね。断酒は一大決心というわけではありません。30歳の時に禁煙に踏み切り、以来一度も吸っていないのは一大決心でしたが。夢の中では何度も挫折しそうになりましたから。そうですか。週に3回ですか。いいですね。そういう決めがきちんとできているのは。私は体重が夢の60台にまで下がったら、週末だけ解禁ですかね。3月ぐらいには実現できそうな感じもいたします。でも、飲まない生活が普通だと思えば、特段どうということもないですね。寝起きが楽ですし!

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