- 2025-03-16 (Sun) 00:45
- 総合
土曜日朝スマホの目覚ましを午前5時に合わせて起きた。いや身体がきつい。本当ならそのまま寝続け、韓国の旅を放棄したくなった。別に誰に約束したわけでもないし、迷惑をかける人もいない。後で自己嫌悪に陥ることは間違いないだろうが・・・。
なんとか身体を起こし、トイレから洗面、歯を磨いて少し気力が湧き出てきたような。とりあえず空港に急がなくては。とまあ、早朝に出立する海外の旅ではいつもの光景を繰り返して機上の人に。離陸直後に機体が嫌な感じで揺れ、また、ちょっと後悔の念が。とはいえ、福岡―釜山は40分かそこらで到着してしまう。釜山の空港に着いてモノレールに乗ってしまえば気分は上々。沙上(ササン)という終点のような駅で皆が下車するのでつられて下車。地下鉄に乗り換えるのが普通のようだが、朝ご飯を食べてないのでどこかでランチを食べようと思った。釜山市の中心部からは離れているようだが、そう遠くはないだろう。良さそうなホテルがあれば、そのホテルに投宿してもいい。行き当たりばったりの旅に相応しいではないか!
沙上駅を出てあてもなく歩いた。福岡市も出た時は小雨が降っていたが、釜山も雨模様。生憎の出だしとなったが、これから好天に恵まれることを願うばかり。さて飛び込んだレストランは入り口にTourist Restaurant(観光食堂)と表示してあり、なかなかの格式あるレストランに見えた。ランチだから、焼き肉スープのような一品を注文した。値段は20,000 ㌆(₩)。日本円との両替レートはだいたい1¥=9.76₩のようだから、20,000 ₩は2,049円となるが、計算が煩雑だから、ざっくり100円=1,000₩として勘定することにする。
ビールでも飲んで細やかに祝杯でもあげよう。メクチュチュセヨ(ビールを下さいとの意。ハングルで打ちたいがやり方がいまだによく分からないのでカタカナ表記をお許しあれ)と注文を取りに来たおばさまに言うと「カスでいいですか」との由。まあ、私はカスみたいな男だから、チョアヨ(いいです)と答える。すぐにそのカスがやって来た。CASSという名の人気のビールのようだ。私もすっかり気にいった。この旅でおそらく何度も飲むことになるような予感がする。
ところで釜山には過去に何度か足を運んだことがある。記憶は定かでない。このブログをスクロールして確認してみると、2016年には何と3度も訪れている。当時は格安のフェリーが走っており、今では信じられないほどの料金で福岡―釜山を往復できた。故郷の宮崎に戻るよりもはるかに安い料金で。それほど身近だった釜山だが、中国語と台湾に関心が向くようになったこともあり、釜山は段々と縁遠くなった。釜山は2016年以降再訪していないのかどうかもよく分からない。おそらくないのだろう。
そうしてみると、今回の釜山は9年ぶりの再訪ということになる。記憶があやふやなのも道理だ。ランチを食べた後でとあるホテルが目に入ったので、空きがあるか尋ねてみた。一泊65,000₩(6,500円)とのことで、2016年のブログでは40,000₩―45,000₩で泊まっており、私にはちょっと高いかとも思ったが、値上がりもしているのだろう。チェックインしてみると、ウォシュレットもあるし、凄く快適な部屋に思えた。