- 2024-12-01 (Sun) 13:47
- 総合
土曜日の朝、日課のキリスト教の祈祷書を読んでいて次の文章に出くわした。I had once found a pile of early readers, ideal for my granddaughter in kindergarten. はて early readers とは何だろう。early riser ならば「早起きの人」つまり early bird と同じ意味の語であろうことは想像がつくが、early readers とは何ぞや。まさか早起きして読書に精を出す人たちでもなかろう。
ネットで調べると、以下のような文章が出てきた。Early readers are books for children who are learning to read independently for the first time. They are usually written for children aged 5–9, or first to third grade, but can be enjoyed by anyone. なるほど、ようやく一人で本を読み始めた子供たち向けの読みやすい本のことを指すらしい。子供向け読本とでも呼ぶべきものか。
外国語学習者にとってはそういう本こそ打って付けの教材だろう。私には昔から願っていることがある。例えば中国や台湾、韓国などに旅して、その国の小学生が学んでいる教科書を手にして読んでみるということだ。簡単なことのように思えなくもないが、実際に現地を旅していてもなかなか実現できないことではある。
今のところは中国語より韓国語の方が少しは理解できるように思えるから、とりあえず、ソウルか釜山あたりに3か月から6か月、短期留学できないかと夢想することもある。先に来福した韓国人の友人ともちょっと話をしたが、結構な額のお金が必要ということが分かった。台北の大学に数年前に1か月だけ超短期留学したことを思い出すが、あれはたいしたお金はかからなかった。今はそういうわけにはいかないだろう。
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上記の祈祷書はWalking in Grace 2024。来年は当然 Walking in Grace 2025 となる。毎朝この書を読んで一日をスタートさせていることは何度か書いたかと思う。神の啓示(divine revelation)やひらめき(epiphany)を求めているわけではないが、心静かにこの書を開くことが習慣になってしまった。この時期になるとアメリカの出版元にメールを送り、何とかこの本をネット注文しようと試みていたが、これまで成功したためしがない。それでつてを通して入手したり、米国に住む娘さんがいる先輩に頼んで送ってもらったりしていた。
今年はその先輩がアメリカを旅していたので購入を頼んだ。先日、拙宅で一杯やるついでに持参してもらった。勘違いがあり、従来の本を買い損ねたとのことで、その小ささに驚いた。これまでの本はA5版程度で旅先に携帯するには無理がある大きさだった。手渡された本は手のひらに収まるようなミニ本で、ポケットに入れて持ち運びできる手軽さだ。従来の本には末尾に約50人の執筆者が顔写真も添えて紹介されていたが、さすがにこのコンパクト本では写真は掲載されていない。レギュラーの執筆陣は今では顔を思い浮かべることができるが、やはりその都度顔を再確認できると書かれた文章により親しみがわく。
とはいえ、これまで旅に出るときはその期間の頁をコピーしていたが、来年はその必要がなくなる。それはそれで嬉しい気がしないでもない。
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