- 2024-10-13 (Sun) 22:49
- 総合
アフリカを旅している友人から時々、ラインメールが届く。写真が添えられていることもある。送信料は無料だという。信じ難い。かつて足繁く台湾の地を旅していた時はこうはいかなかったような気がする。私の愚かな勘違いかもしれないが。
いずれにせよ、かくも簡単にアフリカから送られて来るリアルタイムのメール、写真、さらには音楽に接すると、世の中がどれほど便利になっているのかということを実感する。セネガルから送られてきた女性歌手の歌声は音質も素晴らしく、しばし聞き惚れた。
この友人は私が新聞社のナイロビ支局に勤務していた頃からの付き合いで、当時からひょうきんであまり物事に臆することのないような男だった。そういう彼だからこそ、普通の人なら一人旅などとてもできないアフリカの地でも闊歩できるのだろう。羨ましい性分だ。
私が今アフリカを再び歩けと言われれば、蛮勇を奮い起こしての旅行きとなるだろう。もちろん、その前に懐具合と相談しなければならない。日本からはどこの国であれアフリカにたどり着くだけで大枚を必要とするはずだ。人生の残り時間があまりないと自覚したなら考えないでもないが、まだ当分は心配する必要はないだろうと踏んでいる身には簡単ではない。(背中の帯状疱疹の痛みというか違和感は依然消えていないが)
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やはりこれを書かずにはおれない。ドジャースがパドレスを破り、ナショナルリーグの優勝決定シリーズへの進出を決めた。雌雄を決する大事な第5戦で先発し、5回を2安打零封の好投を見せ、勝利をたぐり寄せたのは、大リーグ移籍一年目の山本由伸投手。第1戦では打ち込まれており、米メディアでは彼の実力を疑問視する向きがあったが、そうした不審の声を一掃する力投だった。名実ともにドジャースのエースとなった印象だ。これからのナリーグの優勝決定シリーズでも活躍を期待したい。
そして大谷翔平君。初戦こそチームに活を入れる3ランホームランを放ったが、それ以降はなんだか尻すぼみになった感がある。結局パドレスとの5試合では15打数2安打(1本塁打)8三振に終わっている。数字だけを見れば決して称賛には値しない。ただし、彼には有形無形の力(影響力)があり、大リーグの現地報道を見ると、ショウヘイがいたからここまで来ることができたといった感謝の言葉がチームメイトから相次いでいる。
大リーグのホームページ上でリーグ優勝決定シリーズ直前のさまざまな分析記事が紹介されているのを読んだ。翔平君の項を次のような文章で締め括っているのがあった。おおよそ次のように終わっていた。
The whole world is going to continue to stop the minute Ohtani comes to the plate. (中略)Ohtani’s legend is secure. But it’s the postseason that makes you truly legendary. This has to be his time, right? (オオタニが打席に立つたびに、全世界は動きを止めることになるだろう・・・オオタニが伝説的人物となったことは間違いない。しかし、その選手を真に伝説的な人物とするのはレギュラーシーズン後のプレーオフの戦いだ。今こそ彼がその力を見せつける時なのだ。そうでしょ、皆さん)
その通り。異議なし。翔平君の真価を我々が目撃するのはこれからが本番だ!
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