- 2024-08-30 (Fri) 13:52
- 総合
前回の項で台風10号について次のように書いた。――NHKテレビを見ていると、この台風はかつてないほどの強い台風でその遅い速度もあって未曾有の雨量が心配されるとか。NHKの被害推定はよく外れる印象がある。今回もそうなって欲しい――
甚大な人的、物的被害が出なかった点では神様に心から感謝したい。とはいえ、全国各地の住宅街では深刻な水害がもたらされたようだ。NHKテレビでは「わずか一日余で8月一月の降雨量の2倍近い量の雨が降った」などと表現している。こうした豪雨の表現は今ではすっかり当たり前となった観がある。異常気象でもなんでもない。通常気象となってしまったのか。
現代の日本に生まれると大地震や津波には普段から、初夏から秋にかけては猛暑に台風、豪雨などにも留意しなくてはならない。予見できる都市部の水害だけはそのうち、科学技術を駆使して画期的な対策が見いだされないものだろうか。
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一昨日(水曜日)からだったか。朝洗面台に立ち、歯を磨いて、水で口をすすごうとして蛇口から水をすくって口に入れると、いつもの生暖かい感じが薄まっているように思えた。神棚に小さいカップでお水を上げる前に水道水を「命の水」として頂いているが、このところはずっと冷蔵庫で冷やしているペットボトルの水を利用している。この調子だとほどなく蛇口の水道水を利用してもいいかなとも思った。よく考えれば、神棚に上げる「命の水」に冷蔵庫で冷やした水を利用しているのは今夏が初めてのこと。それだけ、今年の夏は暑かったということだろうか? これからは毎夏、そうなるのだろう。
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この夏に毎朝、日課として読んでいるキリスト教の祈祷書(devotional)の中で印象に残ったものをここに記しておきたい。それは聖書の中の次の一節だ。Each of you should use whatever gift you have received to serve others, as faithful stewards of God’s grace in its various forms. – 1 Peter 4:10 (NIV)
私が持っている聖書を開くと、この一節は次のように述べてある。God has given each of you some special abilities, be sure to use them to help each other, passing on to others God’s many kinds of blessings. 両親から与えられた、すなわち神様から与えられた才能(gift)を世のため人のために精一杯活かしなさいという教えだろう。古希となった身でも心に響く言葉だ。
そう思ってこの項をアップする金曜日の今、上記の祈祷書のこの日の欄を読んだ。驚いたのは先述した聖書の一節が再び冒頭に紹介されている。この祈祷書はもう何年も読んでいるが、同じ一節が近接して出てきたのは記憶にない。しかも、最初に読んだのは8月6日。北陸から京都を旅していた。そして本日(30日)。まるで神様が念を押すかのように私に諭しているのではないかと思った。ところで、私のgift は何だろうか? あるとしたなら、それがまだ、いやこれからも人の役に立つのであろうか。日暮れて道遠しと思わないでもないが、精一杯日々歩んでいきたいと願う。
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