- 2024-08-13 (Tue) 11:40
- 総合
北陸の旅から無事帰福してだらけた日々を数日過ごした。オリンピックの熱いメダル争いに付き合っていると、気がつくと深夜未明。いけない、連日の寝坊の日々でもあった。
週が明ければ宮崎に戻り、亡きお袋(親父や兄、姉もそうだが)の墓に手を合わせたいと考えていた。最寄りの駅でいつものように博多駅―新八代駅、下車して宮崎駅まで高速バスというルートで帰郷しようとした。月曜朝、駅の窓口で切符を買おうとすると、新八代駅から宮崎駅までの高速バスが満席との由。困った。普段は空席が目立つ高速バスなのに・・・。仕方なく空の便に変更だと思い、地下鉄で福岡空港に向かった。飛行機で宮崎に飛ぶのも久しぶり。空席が果たして残っているのかしらと不安だったが、空港に着いて航空会社に急ぐと、大丈夫、ありますよとの由。取り急ぎ、片道切符を購入。シニア料金で18,500円。
お盆前だし、相当の混み具合を覚悟していたが、何のことはない、機内はがらがらだった。よく考えると、宮崎は先週の8日に大きな地震に見舞われたばかり。メディアではさらなる大きな地震発生の可能性を警告しており、その影響で帰省客や行楽客が宮崎への旅を敬遠したのだろうか。福岡―宮崎間は新幹線と高速バスでは3時間半程度かかるが、飛行機だと35分。上がったと思ったら程なく着陸準備のような忙しなさ。これでは旅情は起きないし、本も満足に読めない。
西都市に帰郷すると、いつも行きたい場所がある。鰻屋だ。「入船」という名の老舗で絶品の鰻が味わえる。私はここの鰻が全国一美味いと考えている。ただし難点が一つ。予約を受け付けておらず、足を運んで長時間待つことを強いられる。それほどの人気店だ。今回も妹に連れられ、お昼過ぎにお店をのぞいたが、待ちのお客が待合室からあふれている。窓口で2時間待ちですと言われ、さすがに諦めて実家を目指した。
実は故郷は今春の大雨で途中の県道が崖崩れを起こし、ずっと通行止めとなっていた。山道を通る迂回路があるにはあるが、道幅も狭く、対向する車と離合をするにもかなりの腕前が要求され、山道に慣れた熟練者でないと厳しい。それが先月末に突貫工事で崖崩れの近くに仮橋が完成し、ようやく従来の行き来が可能になった。
それにしても巷間言われている大地震、さらには南海トラフ地震が気になってしかたない。読売新聞によると、日向灘では96年10月と12月にM6.9とM6.7の地震が相次いでおり、この時は最初の地震の割れ残りが2度目の地震を誘発した。懸念されるのは8日の地震で近くに割れ残った領域があり、しかもこの領域は8日の震源より浅い位置にある。再びM7級の地震が起きれば、より高い津波が発生する恐れがあるとか。おお怖! 大きな津波が宮崎市を襲えば、市街地は軒並み海面下になるのではないか。市内中心部の通りで見かけた海抜表示は6㍍に満たなかったと記憶している。
毎朝、神様に祈るしかない。南海トラフ地震はもちろんのこと、大きな地震が起きませんように。もしそれが不可避なら、被害が最小限で済みますように。大きな津波が襲来することがありませんように。愚禿凡夫の祈りが役に立つのか甚だ心許ないが、真剣に祈り続けるしかない! 今では大万馬券が当たりますようにと祈ることはないから、ひょっとしたなら神様がこんな私でも祈りを聞き入れて頂けるかもしれない!
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