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imagineの後は~ingの動名詞

  • 2024-07-27 (Sat) 16:33
  • 総合

 宮崎から帰宅して普段の生活に戻った。普段といっても中高の非常勤講師の仕事は夏休みだから気楽なものだ。この生活が一か月も続けば、社会復帰できなくなるのではと危ぶむ。水は高きところから低きところに流れるもののようだ。
 とはいえ、始終ぼぉーとして過ごしているわけではない。NHKラジオの外国語講座を聴く日課は続けている。英会話講座などでは、嗚呼、そうだ、こういう表現を説明する手もあったなどと気づかされることがしばしばだ。例えば、数日前には講師の先生が動名詞とto不定詞のどちらかを目的語に取る動詞の差異について説いていた。英語教師であれば、生徒に説明する基本文法の一つである。新聞記者時代に海外で取材している時にはこうした事柄を意識することはなかったが、教師(講師)となれば不可避。
 動名詞を目的語として取る動詞の代表例として挙げられていたのがimagine だった。私は教室では enjoy とか finish を代表例として説明していた。imagine までは意識しなかった。imagine の名詞形である imagination(想像)は好きな語だ。この語の大切さについてもよく語っている。世の中でありとあらゆる不祥事が起きているが、そうした不祥事をしでかす人たちは自分がそういう行為に出たらその結果がどういうものになるか想像できれば、そういう行動に至ることは避けられたのではないかなどと語っている。
 辞書を引くと、次の例文が載っていた。Imagine traveling through space at more than 27,000 kilometers an hour. (時速2万7000キロ以上のスピードで宇宙を旅することを想像してみよう)。なるほど、上記の文章は Imagine to travel through … とは表現できないのだ。to 不定詞を使ってもいいような気はするが、リアリティーを伴う表現の時には to不定詞よりも動名詞を使うのがルールということか。
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 中国語の独学。声調には今も苦労させられている。下から一気に上がる二声とその逆の上から下に下がる四声がいまだに区別できないことがある。NHKラジオの中国語講座で久しぶりに次の語を耳にして戸惑った。「連絡」するという意の「联系」(liánxì)。「練習」は「练习」(liànxí)で別の語だが、ピンイン表記は酷似。私には何度発音を口にしても、恥ずかしいのだが声調の差異が区別できない。音痴ゆえのハンデと考え込んでしまう。
 中国語(中国人)の講師の話を聞いていると、声調はとても大切であり、声の上げ下げを絶対に間違えないようにと言われる。だから私も精通したいのだが、四苦八苦している。韓国語には声調はないが、日本語では意識しない激音や濃音というものがあり、これにも悩まされる。例えば、足という意の발。腕という意の팔。私の耳にはどちらもパルと聞こえ、聞き分けるのは難しい。발は普通にパルと言えばいいのだが、激音の팔はパルと強く息を吐き出す必要がある。
 最近見かけたYouTubeの韓国語講座ではネイティブ話者の講師がこうした音の違いにあまり神経質になる必要はないと語っていた。日本語で言えば「あめ」という語の高低のアクセントを間違っても、降る「雨」か食べる「飴」か文脈で判断できるように、そう気にしないでもいいとの趣旨だった。高低アクセントの違いを認識できない宮崎県出身の私は全く同感!

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