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Are you feeling ineffable joy?

  • 2024-05-17 (Fri) 09:05
  • 総合

 毎朝 “Walking in Grace 2024” というキリスト教の祈祷書(devotional)を読んで、1日をスタートさせている。アメリカで発刊されている書で、木曜日の朝読んだ一節の中にineffable という語が出てきた。その文章は I felt ineffable joy. というものだった。ニューヨーク州の小さな村に住む女性が幼い頃に自転車を乗り回して育った故郷の丘陵地帯を、孫のいる年齢になった今も昔のように自転車で散策できる喜びを表現した文章だ。ineffable という語の意味合いはだいたい推察できた。語自体も以前に何度か辞書で調べたような気もするが、どういう意味だったか明確には思い出せない。毎度のことではあるが。
 改めて再び辞書を引く。「(喜びなどが)言葉で言い表せない、言うに言われぬ」という意味だと載っている。同義語では indescribable というようだ。indescribableは理解できる。describable(描写できる)の反意語。ineffable の場合は effable (言葉で言い表せる)という反意語、というか元の語があるかと私が持っている幾つかの辞書で当たってみたが、どれにも出ていなかった。さてはそういう語はないのかと思って、ネットで検索してみると、effable という語が掲載されていた。今ではあまり使われなくなったので、一般の辞書には掲載されないようになったのだろうか。
 翻って我が身を思う。日々とは言わず、たまにでもいいから、I feel ineffable joy. と感じることがあるだろうか。いや、ここ数年、そう感じたことがあるだろうかと。どうも自信がない。中学校と高校で英語を教える楽しい日々を過ごしてはいるものの、ineffable joyとまでは言えないか。それなりの手応えを感じるときもあるが、それより、生徒が疑問に思うとか難しいと思う英語表現について、彼らに満足のいく説明をしているのだろうかと(授業が終わった後で)自問することの方が多いような・・・。
 しがない初老の独り身の私には家族の成長にineffable joyを覚えることもない。先述の“Walking in Grace 2024” にはそうした喜びを書き綴った文章があふれている。イソップ物語の狐のように「あのブドウは酸っぱいはずだ」と愚痴っても詮無きこと。私はこれからも地道にineffable joy を探し続けていくしか手はないのだろう。一人旅には慣れている。
 一人旅と言えば、久しぶりに台湾に旅したいとずっと思っている。YouTubeには台湾の旅やグルメを紹介した番組が目白押しで、旅愁への憧れは募るばかりだ。パソコンのメルアドにも台湾への格安チケットを案内するメールが毎日届いている。学校が夏休みに入る7月中旬から8月にかけてのチケットをチェックする。最近の格安チケットは最安でも57.920円。え、これが最安? 昔の拙ブログを確認してみる。中国語の学習に目覚め、初めて訪台した2017年9月、同じ航空会社で27.810円で旅している。諸事情があるとはいえ、これだけの価格差を知ると、旅立ちたいという意欲は萎えていく。
 しかし、このまま座していても、この夏に向け国際便の燃油サーチャージが下がることはまずないのだろう。いや、さらに上がる可能性の方があるか。迷い続け、直前になってネット購入を決断した時には57.920円さえ「手頃な価格」に思えるのかもしれない。ウーン、どうしよう。困った時には神様の「思し召し」「差配」を辛抱強く待つのが得策と心得ている。神様、どうすれば良いのでしょうか?

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