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遂に古希!

  • 2024-02-07 (Wed) 20:52
  • 総合

 コロナに罹患して伏せっている間にもときはいつものように過ぎ行き、ついに私は古希の年齢を迎えてしまった。あっけない。昔中学時代(高校?)に読んだ論語の中に、これっていいな、羨ましいなと思った文章があった。記憶が正しければ、「70歳になると好きなことを気ままにやっても、他人に迷惑をかけることはなくなった」といった趣旨のことだったか。子供心に思ったものだ。これって理想的な境地ではないか!と。自分も早くこのような境地に達したいと!
 今改めてネットで調べると、以下の記述を見つけた。転載を許してもらおう。あの「十有五にして学を志す」で始まる孔子先生の言葉だ。「七十にして己の欲する所に従えども矩(のり)を踰(こ)えず」とある。意味するところは「70歳になってからは、心の欲するままに行動しても道徳の規準をはずれるようなことがない」ということのようだ。
 何と言う素晴らしい境地だろう。「矩」とは広辞苑によると「標準として守るべき事柄。おきて。法令」などと説明されている。ついに私も年齢的にはそういう齢に達してしまった。果たして中身は?
                  ◇
 以下に記すことは嫌なことで、できれば黙ったままに留めておきたかったが、このブログは備忘録でもあり、きちんと記しておきたい。長年購読してきた愛読紙のジャパン・ニュースの購読契約を先月末で打ち切った。ジャパン・ニュースはかつて私が勤務していた社でもあり、残念な思いが今も消えない。いろいろ理由はあるのだが、ここでそれを詳述するのははばかられる。いつかまた心境の変化いや人生の歩みの変化があって再び購読することになればいいなと願う。
                  ◇
 体調不良もあって韓国語と中国語の独学もなかなか思うようにいかない日日が続いていた。それでなくとも、自分の力不足を痛感することばかりで「俺って才能ないな」とぼやきたくなることばかり。
 数日前、仕事帰りに、とある神社に足を運んだ。読売新聞夕刊に、神社境内に咲く桜の花にメジロが蜜をついばみにやって来ているという話題が写真付きで紹介されていた。所在地は職場から遠くない。それで有り難い桜の花を拝ませてもらおうと向かったのだが、例によっての早合点で訪ねた神社ではなかった。それでも折角だから新年の幸運を祈り、ついでにおみくじ(200円)を引いた。
 たかだかおみくじのことで一喜一憂する歳でもないことは承知しているが、書いてある文言が今の自分にぴったりだったので嬉しく思い、忘れないようにここに記しておきたい。冒頭にしたためてある言葉は「学 我が道を愚直に進め 不可能に見えることも情熱をもって学び続けなさい」。まさに今の私にぴったりの励ましだ。項目別の「願望」では「一心に願えば叶う」、「学業」では「一つ一つ達成していく 焦らず進め」、「恋愛」では「理想の人と出会う 積極邸に行動しうまくいく」とある。私は「矩」に縛られ続けている「小人」ゆえ、このような些細なことでも心が晴れやかになる!

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