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窮鼠だから怖い!

  • 2022-03-23 (Wed) 11:49
  • 総合

 3月も終わりに近づく。独り者だと季節の移ろいに疎くなる。嗚呼、桜が咲けば卒業式、そして月が変われば入学式、入社式だとは何となく理解できるが、らしき服装の若者を見てそうしたことに初めて気づくこともしばしばだ。
 つい先日、このところの陽気だと桜が満開になるのもそう先ではないだろうと書いた途端に寒の戻りが来たようだ。数日前に香椎浜のジョギング路を散歩したら、桜は大半がまだつぼみの状態だった。天気予報だとまたすぐに暖かくなるようだから、開花・満開は時間の問題ではあるだろう。何度も書くが、ウクライナがあのような情勢では桜の花を心から愛でる心境にはなれない。
 週一、英語を非常勤講師で教えていた専門学校の仕事も春休みとなり、来月の新学期開講まで少しの間、ほっと一息つける。この間精一杯充電して新学期に備えよう。
                  ◇
20220323-1648003390.jpg 独り者だと日々の料理も時に億劫になる。現役時代には毎夜、街に出て胃袋を満たしていたが、今はそういうわけにもいかない。ただ、せめてもの救いはたいしたレパートリーもないが、料理自体は嫌いではないことだ。食事後の洗い物も苦ではない。食器や鍋、フライパンなどを片付け、台所のシンクがきれいになると、気分も晴れやかになる。昔からこうだったわけではないが、今そう思えることは自分でもラッキーだと考えている。
 一昨日だったか、冷たくなったご飯をさてどう食そうかと思い、ふとどこかに「焼き飯の素」が一袋残っていることを思い出した。キッチンの棚を漁るとあった、あった。「豚キムチ炒飯の素」。袋の裏を見ると、賞味期限は2021年11月と記載されている。ちょっと古いかな?まあ炒飯の素なら少々古くても大丈夫だろう。以前は結構上手に焼きめしを作っていたような記憶があるが、最近は腕が落ちたなあと思いながら、フライパンでウインナーを炒め、溶いた卵を落とし、ご飯を入れて、炒飯の素をふりかけ作ってみた。なんと久しぶりに旨いと思う焼き飯が完成!よしこれからはこの製品を買い求めよう。小人はささやかなことに幸せを感じるのだ。
                  ◇
 外電のニュースでウクライナの最新の情勢を追っているが、目を覆いたくなるようなことばかりが飛び込んでくる。そんな中、少しでも前向きのニュースには飛びつきたくなるが、よく読むとがっかりすることも多い。Putin’s back is against the wall—Biden という見出しの記事には思わず引き寄せられた。見出しの文言は「プーチン(露大統領)が追い詰められているとバイデン(米大統領)が主張」といった内容。
 ウクライナや国際社会には「朗報」と読んでみると、何のことはない、「窮鼠猫を噛む」がごとく、窮地に立つプーチン氏がウクライナの都市に対し、化学兵器や生物(細菌)兵器を使用する危険性が増していると警告している記事だった。今回のウクライナ危機に関する限り、バイデン氏の予測はことごとく当たっている。膠着状態に陥った感もあるウクライナへのロシア軍の侵攻がまた一段とエスカレートすることなく、何とか「決着」の糸口が見つかることを祈りたい。 

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