- 2022-03-20 (Sun) 10:06
- 総合
憂鬱な気分がずっと続いている。ウクライナ情勢。そろそろ何とかならないものか。南東部の要衝、マリウポリでは子どもたちや女性が大挙して避難していた劇場がロシア軍の容赦ない爆撃に遭い崩壊、がれきの下に大勢の犠牲者が埋まっているとか。このニュースはもう何日もNHKテレビが報じ続けている。救出作業も難航、いや、何の有効な手も下せないのだろう。大勢の幼い命が失われたのは疑う余地もないだろう。
聖書の世界では今は「アポカリプス」(apocalypse)と呼ばれる終わりの時代とか。黙示録の時代とも言えるのだろう。確かに世の中を見回すと依然猛威を振るうコロナ禍、核兵器使用の恐れさえあるウクライナ戦争、足下では揺れ続ける日本列島、とても安穏と余生を過ごす気分にはなれない。
土曜日に読んだ読売新聞夕刊では中面に「ウクライナ危機」と題して、北海道大学のロシア文学専門の准教授の談話が掲載されていた。それを読むと、ロシアとウクライナの「一体性」を主張するプーチン露大統領の言い分がいかにまがいものであるかが良く理解できる。プーチン氏は相変わらず露軍の侵攻がロシアをウクライナのナチス勢力から防衛するためであると言い張っている。それをまたロシアの民は支持しているようだ。まるでジョージ・オーウェルが描いた「1984年」の倒錯した世界がそっくり「再現」されているかのような印象。プーチン氏の盟友、トランプ氏は自分自身に不都合な事実や報道を fake news(嘘っぱち)と呼んでいたが、プーチン氏は自ら fake newsを現実にしようとあがいている。犠牲になっているのはウクライナのあまたの無辜の命。言葉では言い尽くせない大罪だ!
それにしても夢想だにしなかった。2022年3月にこのようなあほみたいな世界を目の当たりにするとは。精神衛生的には早く黄泉の国に逃げた方がいいとさえ思える日々である。神様に祈ろう、まだ終わりの時代のその日でないことを。
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韓国語の学習はずっとおざなりになっていた。NHKラジオの初級講座は惰性でずっと聴いているが、これはあくまで初級であり、いつまで聴き続けても初級の域から抜け出ることは悲しいかなないだろう。それは自分でも分かっている。
それで最近、公民館の韓国語講座に参加し始めた。中国語講座を受講している同じ公民館だ。講座の先生は韓国出身のネイティブ話者で耳を傾けているだけで大いに参考になる。関連のテキストも天神の書店で買い求め、少しずつ問題に挑戦している。このテキストの問題を一冊真剣にやり終えればちょっとは力がつくのではと期待している。
正直に書くと、そうしたテキストの類は過去に幾冊か購入してざっと読んでいる。ただきちんと復習していないので学んだはずの知識は身についていない。辞書を調べなくともその意味がぱっと頭に浮かぶ単語の数はしれたものだ。これからそうした単語の数を確実に増やしていきたい。ちなみに昨日は次の表現を学んだ。약을 먹었는데 전혀 안 나아요.(薬を飲んだんですが、全然治りません)。この表現を一週間後、いや数か月後にも覚えていれば少しは希望が持てるのだが・・・。
たぶんほぼ忘れているだろう。普段の生活で使わないから!
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