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第二の冷戦の始まり?

  • 2022-02-12 (Sat) 13:09
  • 総合

 依然、勢いの衰えないコロナウイルス。3回目の接種を受けた。前2回とは異なるワクチンゆえ、ちょっと不安は感じたが、待ち時間もあまりなく、スムーズに接種は終わった。これが最後になればいいのだが、また今年後半に4回目の接種を受けていたりして・・。まあ、そんな事態には至らず、今のコロナ禍もほどなく終焉することを祈ろう。
 それはそれとして、接種翌日に微熱が出た。体温を測ると36.5度。多くの人には平熱だろうが、私は平熱が35.7度の冷血種族。少し気になった。だが食欲はあるし、身体に違和感もない。ワクチン接種に起因しているとは思えない。私は寝相が悪く、いつもベッドの毛布、布団を蹴散らして寝入っている。それで明け方に寒さで目覚めることがある。睡眠不足がたたり、風邪の症状を呈したのだろうと思った。それでもさすがに気になるので、薬局で葛根湯を買い求め、体調回復を祈った。
 今、こうしてラップトップに向かっていて、体温も体調もほぼ平常に戻ったように感じている。健康のありがたみを改めて感じた次第。
                  ◇
 北京冬季五輪。九州に住んでいると、ウインタースポーツには縁遠くなる。新聞社の盛岡支局に勤務していた頃は同僚と一緒に、時には一人でスキー場に行き、初めてのスキーを楽しんだ。最後までボーゲンで滑るのが精一杯だったものの。スキーの後は帰途に温泉に寄るのが定番だったが、それも遠い過去の話。思い出すこともあまりない。
 冬季五輪にはそうは興味はないが、見始めるとやはり熱くならざるを得ない。女子カーリングにしてもそうだ。序盤の戦術的なことは正直よく分からないが、ストーンと呼ばれるものを繊細なタッチで氷上の目指した地点にきちんと置くのが至難の業であることは容易に分かる。土曜日のデンマーク戦の土壇場での逆転勝利は実に見応えのある一戦だった。ひょっとして全国でカーリングをプレーする人口が増えたりして・・。
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 日本から遠く離れているが、ウクライナ情勢が緊迫の一途にあるようだ。私はウクライナでは取材経験はないのでよく分からないが、冷戦時代にはソ連の統治下にあった国でロシアに対する親近感を抱く人々も少なくないのだろう。そうした無垢の人々にロシア軍が銃火を向ける最悪の事態になることのないよう祈りたいが、彼らの命運がプーチン・ロシア大統領の胸三寸にあるとしたなら、あまり期待しない方がいいように思える。
 ネットで定期購読している米高級誌ニューヨーカーでは、このウクライナ情勢に関して「ロシアと中国が米国その他の国々に対して事実上の同盟関係を構築している」と題したコラム記事を掲載していた。その中で執筆者はロシアはウクライナ、中国は台湾へのそれぞれ侵攻が懸念される中で、プーチン大統領が冬季五輪の開会式に合わせて訪中し、習近平国家主席と首脳会談を行い、共同声明を発表したのは象徴的な出来事であり、将来、我々はこの会談を「第二の冷戦の始まり」(the beginning of the Cold War Two)と振り返ることになるのかもしれないと解説している。第一の冷戦が終結したのはベルリンの壁崩壊直後の1989年12月。それから30余年経過してまた新しい冷戦がスタートするのだろうか。

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