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the greatest rivalry in sports!?

  • 2021-10-13 (Wed) 14:07
  • 総合

20211013-1634101599.jpg 大リーグのプレーオフ。ナショナルリーグは宿命のライバルがリーグチャンピオンシップに進出する権利をかけて激突している。ロサンゼルスドジャースとサンフランシスコジャイアンツ。今回、地元紙の記事をネットで読んでそのライバル意識の凄まじさを改めて知った。プロ野球では巨人阪神のライバル関係が話題に上るが、そんなものではないようだ。
 ロサンゼルスとサンフランシスコはともにカリフォルニア州にある都市。日本からアメリカに渡航する場合、日本に近い西海岸にあることから、いずれかに着陸するケースが多いのではないかと思う。私も2011年に『アメリカ文学紀行』を書くために米国を旅した時にロスから旅を始めた。ロスの後にシスコに向かったが、どちらの都市もいい思い出があり、甲乙付けがたい。ただし、ロスではドジャースのホーム球場に足を運び、試合を観戦したこともあり、日本人プレーヤーにも馴染みが深いことからロスに軍配を上げたい。
 ドジャースもジャイアンツもともにニューヨークが発祥の地らしい。西海岸に移り、ナリーグの西地区に属している今もライバル関係は引き継がれている。私が読んだ記事は次のように始まっている。They first met 131 years ago in Brooklyn. They have played 2,535 games, from sea to sea, through many lifetimes, across three centuries, fighting with bats, brawling with venom, fans chanting, players taunting, cities dancing, cities aching. It is the greatest rivalry in sports. Nothing compares, nothing comes even close. No other duo can match their enduring animosity, their endless competitiveness, …。the greatest rivalry in sports と断じていることに彼らのプライドを感じる。さすが、カナダを含めてもたかだか参加二か国に過ぎないのに、プレーオフの最終段階をthe World Series と胸を張るお国柄だ。
 水曜日。仕事も用事もなく、朝からたっぷりとドジャースとジャイアンツの対戦を楽しんだ。対戦成績はジャイアンツの2勝1敗。ドジャースはこの日の試合に負けると1勝3敗となり、リーグチャンピオンシップに進むことができず、プレーオフ敗退が確定する瀬戸際のゲーム。日系のデーブ・ロバーツ監督が率いるドジャースに肩入れしながら観戦した。果たせるかな、ドジャースが粘るジャイアンツを7対2で突き放し、タイに持ち込んだ。
                  ◇
20211013-1634101547.jpg 二三日前の英字新聞ジャパン・ニュース紙の見出しに手が止まった。Youthquake will drive millions of Africans on trek to Europe という見出し。youthquake という語を初めて目にした。アフリカの国々は日本を始めとした先進国と異なり、若い世代が圧倒的大多数を占める。彼らは汚職や腐敗、内戦、犯罪の多発などから将来に希望が持てず、海外、特にヨーロッパに移民、逃避行する道を選択している。そうした事態をyouthquake と形容している。活字を見ただけで何となく意味合いが類推できないことはないか。
 記事によると、例えばアフリカ一の大国ナイジェリアはこのまま人口増が推移すれば、60年後にはヨーロッパの全人口を凌駕する運びだとか。ナイジェリアの現在の人口は推定約2億人。ヨーロッパの全人口はおそらく約7億5千万人。やがてナイジェリア一国でヨーロッパを上回る人口予測とは驚きだ。youthquake の是非はともかく、それが途上国、先進国双方に混迷と騒乱をもたらす危険性は否定できないだろう。

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