- 2021-10-06 (Wed) 20:10
- 総合
NHKラジオの英語講座の一つを聞いていたら「薬を飲む」という表現が紹介されていた。英語ではもちろん、drink medicine とは言わず、take medicine となる。ふと思った。そういえば、中国語と韓国語ではともに「薬を食べる」という意味合いの表現となることを。中国語では「吃饭」(ご飯を食べる)を連想させる「吃药」であり、韓国語では「밥을 먹다」(ご飯を食べる)にも通じる「약을 먹다」。薬を飲む行為に関しては中韓が同じで、日本は異なるようだ。海を越えている間に「食べる」が「飲む」に変わったのか、大概の薬は水で流し込んでいるので「飲む」に落ち着いたのか。
私は普段、薬とは全く無縁の生活だ。風邪薬ぐらいは買うことはあるが、コロナ禍のおかげか、このところずっと風邪をひくこともない。これからも薬とは縁のない生活が続いて欲しいと願っている。亡き慈母は長いこと薬漬けの生活を送っていた。83歳で死去した時、火葬場で骨を拾ったが、長年の薬との付き合いからか、骨はほとんど残っていなかった。素人ながら、薬の糖分で骨がやられていたのではと感じたことを覚えている。
我が家に今ある薬でめぼしいのは春先に買った花粉症(hay fever)対策の目薬。それと、台湾を旅していて夜市で買った、今はもう何だったか忘れてしまった食い物でお腹を壊して、ホテルのそばの薬屋さんで購入した胃腸薬。懐かしい正露丸だ。めったにないが、今もお腹の調子が悪くなった時にはお世話になっている。来年台湾の旅が解禁されれば、またキャリーケースの中にしのばせて出かけるつもりだ。
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この夏はずっと公私ともに短パンで過ごしてきた。ゆったりとしていて、実に気持ちよく毎日を過ごすことができた。英語を教える仕事にも短パンで出かけていた。10月ともなり、そろそろ衣替えの季節か。いくらなんでも短パンはもうよすべきかと思い、ジーンズを引っ張り出してきて履いてみた。恐れていたことが現実のものとなった。ウエストがパンパンできつい。楽していた分がそっくりウエストに反映されていた。おー、なんてこった、テラコッタ(意味はない)。
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コロナ禍でしばらく休講措置となっていた公民館の中国語講座が今週から再スタートする。ということは冒頭のショートスピーチを用意して出席しなければならない。これが結構時間を要する。いつも他愛ないことを話題にしてしゃべっているが、辞書をひいて語彙を調べるのはなかなか面倒。
今回は何をしゃべろうか。テレサ・テンの歌を中国語で歌おうと挑戦してあえなく諦めたことでもしゃべろうかなどと考えている。ネットでチェックしていて、中国語の声調を上手にできない人は音痴(tone-deaf)の人が多いのではないかといった指摘を目にした(ような記憶がある)。私も本来、音痴だ。なるほど、だから私は正しい声調がなかなか身につかないのかと妙に納得がいった。ところで音痴は中国語では何と言うのだろうか。私の日中辞典には「左嗓子」と載っていた。他で調べると「音盲」という語もあるようだ。日本人には後者が何となく理解できるが・・。