- 2021-04-01 (Thu) 11:40
- 総合
今日から4月。コロナ禍の中、2回目の4月を迎えた。昨年のこの時期にどのようなことをブログに書いているのだろうと画面をスクロールして見る。「再び “social distancing”」と題して、小池都知事が都民に求めた「ノー3密」について書いている。あれから一年。アメリカではトランプ大統領(当時)がコロナウイルスをようやっと深刻に語るようになったことにも言及している。
そして今、日本では関西地区を中心に感染者が再び急増している。私には第4波とか言われてもピントこない。変異株とか言われても・・・。欧米でも深刻な状況は全然変わっていないようだ。アメリカの当局者は “impending doom” という表現を口にしている。「破滅のときが迫っている・・」。暗澹たる思いに駆られる。来年の今頃はどのようなことを書いているのだろうと想像する余裕などなさそうだ。
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4月に入り、NHKラジオの中国語・韓国語講座もまた新しいクールに衣替えした。復習の意味で初級講座を継続して聴いているが、悲しいかな、復習どころか新しい知識を学ぶ場ともなっている。韓国語講座では「オギャン」という語が出てきた。これは(おそらく)初耳だった。今頃そんなこと言って「どぎゃんすっとか?」というお袋の言葉が聞こえそうだ。もっとも、私の田舎では「どぎゃん」とは言わない。「どげすっとか?」だろう。
冗談はともかく、「억양:オギャン」が「抑揚・イントネーション」を意味する韓国語だと初めて知った。講師の先生は概ね次のように語っていた。韓国語の語は日本語の「雨」と「飴」のようにアクセントで区別することはない。しかし、単語の最初の文字をどの高さで発するかということは重要で、最初の2文字を「低く」「中ぐらい」「高く」発するという差異があるのだとか。私は何となく韓国語は最初の音を低く発するのが良いと感じていたが、「高高」で発音する語もあるのだとか。この「オギャン」のことは全く知らなんだ!
以前にも書いたことがあるが、私はアクセントが苦手であまり関心もない。日本語の無アクセント地区の宮崎出身だからだろう。福岡で民放ラジオを聴いていると、局アナやタレントがアクセントがおかしい、それは間違ったアクセントだとはやし立てていることがよくある。私はこれについていけない。「文脈で分かるだろ、そんなもん!」と思ってしまうのだ。日本語にはもっと大切な事柄があるだろうとも思う。
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最近はパソコンでYouTubeをよく見るようになっている。今はまっているのは中国人の若い女性歌手の歌声。名前も知らない。繁体字が見えるから香港の人かもしれない。自宅のような場所で歌っている。中国語が実に綺麗だ。あのように中国語を話せれば、聴く人を魅了するだろうなあと思う。よく聴くのは「百年孤寂」という歌。「百年の孤独」という意味だろうか。私は「百年の孤独」という宮崎の高級焼酎を一本持っているが(妹が送ってくれた)、もったいなくて手を付けていない。
歌を聴いてその意味をぼんやりと想像しているが、視聴しているだけで心地よい。いつか歌えるようになりたいと思わないでもないが、その日がやってくることは先の先だろう。
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