- 2021-01-06 (Wed) 22:01
- 総合
久しぶりに米政界のニュース。大統領の交代を前に、バイデン新大統領の政権運営を左右する上院のジョージア州2議席の決戦投票が5日(日本時間6日)行われた。CNNテレビが開票作業を生中継していた。民主党が両議席を奪取すれば、上院の勢力は50対50の同数となり、副大統領に就任するハリス氏が主導権を手にするため、全米の注目を集めている。早朝テレビをつけた時は民主党2候補がリードしていたため、トランプ氏の支配終焉を揺るぎないものとすると期待したが、やがて両議席とも共和党候補に逆転される展開に。
しかし、その後もCNNを見ていると、果たせるかな、午後に入ると、2議席のうち、一つは民主党候補が共和党の現職候補を逆転。夕方には残る1議席も民主党候補が共和党の現職候補との差を詰め、やがてこの議席も逆転した。CNNは6日夜(日本時間)の時点で民主党の1議席奪取の確定を発表した。当選者はジョージア州から初めて選出された黒人上院議員となる。残る1議席も民主党候補のリードが続いており、最終的には米上院は50対50の勢力伯仲が必至の情勢だ。これは事実上、バイデン新政権を支える民主党の勝利であり、バイデン新大統領は下院だけでなく、上院の舵取りも手にすることになる。大統領選に続き屈辱的な敗北を喫した共和党はどう出るのだろうか。(日本が)一夜明けたら、米合同議会でバイデン氏の大統領当選が正式に確定される運びだが、残念ながら私にはCNNに一晩中付き合う体力は残っていない。
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NHKラジオの中国語、韓国語講座は1月から再び再放送モードになった。昨年のコロナ禍のためだが、3月までは昨秋に学んだ内容がそっくり再放送される。当初はまたかといささか落胆も覚えたが、今は全然そう思わない。以前にも同じことを書いたかと思うが、昨秋に学んだことをすっかり忘れているからだ。情けないなあの一言だが、年齢的なものもあるのだろう。だが、語学は絶えず反復学習して大切なことを脳内奥深くに定着させるしかないとの思いがあるから、大して気にはしていない。とにかく前を向いて歩き続けるしかない。
水曜朝もこの思いを一層強くした。まず、韓国語。文法的に前置不可能型と呼ばれる文型で、「못」を動詞の直前に置いて不可能文を導く表現。もちろん、基本的な文法事項だから承知していたが、例えば、「忘れることができない」を「못」を使ってどう言うかとなると記憶が危うかった。それを改めて認識できた。「忘れることができない」は「못잊어요」と表現することを改めて知った。問題は韓国語に特有の鼻音化や音の添加がある表現であり、敢えてカタカナ書きすると「モンニジョヨ」となる。もうすでに何度か口にしていたはずなのに、忘れていた。もう忘れたくないのだが・・。
中国語。「携帯電話を使って解決できますよ」といった趣旨の文章が流れた。「解決」ならば中国語では「解决」という語があることはすでに知っていた。発音は「ジエジュエ」という響き。だが、ラジオから聞こえた音はそういうものではなく、「ガオディン」というような響き。悪戦苦闘の末に「搞定」という語があることに(再び)気づいた。これなら確かに「ガオディン」という音に近い。この語のことはきれいさっぱり忘れていた。二三日経過したらまた忘れているかも。漢字(簡体字)を記憶するのも一苦労。いやはや前途多難だ!
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