Home > Archives > February 2025
February 2025
iPhoneのスマホに
- 2025-02-19 (Wed)
- 総合
今のスマホは購入してからまだ一年と少ししか経過していない。特段不満があるわけではないが、使い勝手が凄くいいとも感じていない。ちょっと気になる不満を強いてあげれば、スマホを手に取って時刻を確認したいと思った時、時刻の表示にタイムラグがあることだ。例えば、今何時だろうと思ってスマホをオンにすると、表示された時刻が「古い」時刻だったりする。何と表現していいか分からないので「古い」と書いているが、こちらは一瞬間、「あ、まだこんな時間か。まだ余裕があるぞ」とぬか喜びする。そう思った瞬間、スクリーンの時刻は現時点の正しい時刻に変わるという次第だ。どうにかならないものかと思ってきているが、そういうものらしいので我慢、納得するしかない。
近くの家電量販店にある携帯機器のコーナーを訪れ、なにげなくそうしたことを相談していたら、スマホの買い換えを勧められた。この際、iPhoneにされてはどうですかと。成り行き上、これまでのソフトバンクのスマホから再びauのスマホに機種変更することになった。それはいいのだが、トントン拍子に進んだ機種変更の手続きの最後の関門、データ移行が待ち構えていた。ここではできないのでauショップで相談してくださいとの由。尋ねていったショップでは「データ移行作業は予約が必要です。3日先なら予約可能です」。
翌日、職場近くにauショップがあることを知り、電話をかけてみた。午後なら対応可能とのことで、仕事を終えた後に寄ってみた。新旧のスマホを手渡すと、3時間半後に再訪して下さいと伝えられた。ずいぶんと時間がかかるようだ。今、その待ちの時間にこの項をアップしている次第。(パソコンで今は時刻が分かるが)時計代わりのスマホがないと困ってしまう。ラインメールはもちろん、スマホで聴いていたNHKラジオの語学番組にもアクセスできず、「文盲」「情報難民」と化してしまった。
とここまで打って(書いて)まだあと、2時間も待たなくてはならない。どこかWi-Fiのある茶店でも近くにあるといいのだが、この駅周辺は悲劇的に閑散としている。嗚呼、どうすんべ? 散策がてら、Wi-Fiのあるお店を探そう。と歩いていたら、なんのことはない、すぐ近くにスーパーがあり、フッドコートもそなえてある。期待通り、無料のWi-Fiも完備している。それでこうやってブログも書き終えた。さていつアップするか。新しいスマホに無事データ移行が完了したらにするか。
◇
ずっと台湾を再訪したいと願っているが、いかんせん、飛行機代が安くない。それで韓国にターゲットを変えようかと思い始めてる。ネットでざっと検索してみると、韓国の路線の方が格段に安い印象だ。春休みに少なくとも一週間、できればそれ以上、ゆっくりと韓国内をのんびり旅したいと考えている。台湾はそうした旅を楽しんだことがある、韓国はない。釜山からソウルにかけ、そうしたのんびり旅ができないか。宿はもちろん、行き当たりばったりの気ままな旅。独り者の特権か。いやこんな特権はいつでも返上したいが。なにはともあれ、都市部から離れたところの旅なら、日本語や英語もそうは通じず、拙い韓国語をブラッシュアップする旅にもなるはずだ。・・・と思っていても、やっぱやめた! となるのかもしれない。
- Comments: 0
アメリカ湾って?
- 2025-02-14 (Fri)
- 総合
夕刊に面白い記事が載っていた。米国のAP通信がトランプ大統領のホワイトハウスから大統領執務室での取材を拒絶され、「出禁」になっているという。事の発端はAP通信がメキシコ湾の表記をアメリカ湾に変更すべしという大統領の意向に沿わず、依然としてメキシコ湾と表記していることが大統領の反発を生んでいるためだとか。
トランプ大統領が就任早々、メキシコ湾をアメリカ湾と呼ぶとする命令(大統領令)を発していたことは知っていた。「アメリカ第一主義」(America First)を掲げるトランプ氏とはいえ、こんなところにまで固執するのかとあきれたが、彼にとっては譲れないことのようだ。米グーグル社は早速、米国内のグーグルマップでメキシコ湾の表記をアメリカ湾に切り替えたようだ。長いものには巻かれろか。そうした中でのAP通信の毅然とした対応だ。夕刊記事はメキシコ湾という呼称が400年以上使われてきており、「世界的な報道機関として地名は読者が容易に認識できるようにする必要がある」と述べ、大統領の要求に屈しない姿勢を明らかにしている。
確かにAP通信の主張の通りだろう。今さらながら「アメリカ湾」でタンカー座礁などという報道に接したら、はて、アメリカ湾ってどこにあるのだろうなどと狼狽してしまう。トランプ大統領のわがままに付き合わされるのは大変ではある!
上記の記事を目にして思い出したことがある。米ニューヨーカーが今年で創設100年の記念すべき年を迎え、記念特集号の案内がネットで紹介されていて、報道に携わる立場が明快に述べられていたことだ。ニューヨーカーはマーク・トウェインの作品から飛び出してきたような、鉱山労働者を父に持つコロラド州出身のハロルド・ロス氏が創設した雑誌。当初は a comic weekly (喜劇的な週刊誌)としてスタートしたが、第二次世界大戦の勃発などもあり多くの時事ニュースの解説・評論などを取り込み、深みのある総合誌として人気を増していった。ロス氏以降の編集スタッフが社是としたのはaccuracy & clarity(正確さと明快さ)。AP通信に相通じる報道姿勢かと思う。
◇
私は髭深くはないが、毎朝髭をそらないとすぐに無精髭でむさ苦しくなる。それで週末以外は電気髭剃り機を顔に当てている。この頃、ともすると何だか痛いと感じることがあった。それでもたいして気にはせず、せっせと使っていた。まだ購入してからそう何年も経過していなかったからだろう。数日前、外刃に油でも塗って使い勝手をよくしようかと思った。それで外刃を本体から外して気がついた。外刃の編み目の部分が欠けているのだ。痛いはずだ。電器店に足を運び相談した。外刃だけを買い換えれば済む話だが、そう安くはない。
それで買い換えることにした。替え刃が一つ付いており、お得感はある。朝、肌に当てて剃ってみた。肌に当たる感覚がソフトで全然違う。以前のもそう不満があったわけではないが、こちらの方が断然剃りやすい。こうした電気製品を無駄に浪費したくはないが、使い勝手のよくないものを無理に使い続けるのもどうか。以前にも長年愛用した電気炊飯器を後生大事に使っていたが、新しい炊飯器に替えたところ、炊き上がりの感覚が全然異なる。そんなことも思い出した。
- Comments: 0
“Madman Theory”
- 2025-02-09 (Sun)
- 総合
福岡は寒い日々が続いている。先週はついに初めてネルのズボン下を着用した。ロンドン勤務時代にモスクワ取材に備えて上下を購入していた。帰国してからはほとんど着たことがなかった。箪笥の奥にしまっていたそれを引き出した。上半身はコートとマフラーで何とかしのげるが、下半身は心細い。ふんわりしたズボン下を着るようになってずいぶん温かく感じるようになった。もっと早く気づけば良かった。これからはこのズボン下着用が欠かせなくなりそうだ。
◇
韓国語はYouTubeを利用して常時、無料の講座を聴取しており、少しずつだが、力をつけているような気がする。とはいえ依然、初級に毛の生えたレベルか。中国語は見劣りする。NHKラジオの初級講座を聴いていても、いまだにピンイン表記に迷うことがしばしばだ。最も自信がないのは声調。悲しいかな何度聴いても?のままのことが多い。中国語の達人と思われる高齢のお方のブログを読んでいて、年齢を重ねると、一番最初に記憶があやふやになるのは声調だと書かれていた。そういうものらしい。
それだけに音を聴いて、すっと正しい声調が頭に浮かんだ時はとても嬉しくなる。先週末ラジオから、乱暴にカタカナ表記すると「ルースー」という単語が流れてきた。私はとっさに「緑色」という語だと分かった。嬉しかったのはlǜsèというピンイン表記も正しく推量できたことだ。lǜもsèも日本人には苦労する音であり、「ルースー」と日本語のように安易に発声することはできない。
◇
トランプ米大統領が再登場して以来、気分が滅入ってしまい、新聞の国際面も熱心に読むことはなくなってしまった。ネットでBBCやCNNの記事を読むことも格段に少なくなった。それでもネット購読している米高級誌ニューヨーカーの時事コラムだけはなるべく読むようにしている。最新号に編集長のコラムがあった。著者は国際情勢に精通しているデイヴィッド・レムニック氏。“The Madness of Donald Trump”という見出しにひかれて読んだ。
トランプ大統領のmadness(狂気)はいろいろあるが、最新のものは何と言っても米国がパレスチナ自治区ガザを「所有」するとした発言だろう。パレスチナに住むパレスチナ人を追い出す暴挙であり、これが中東和平に直結するとは到底思えない。イスラエルのネタニヤフ首相にとっては飛びつきたくなる構想だろう。ガザからイスラム過激派のハマス勢力を一掃することになる。しかし、これはいわゆるエスニッククレンジング(ethnic cleansing:民族浄化)であり、国際社会が容認することはあり得ない蛮行だ。madman(狂人)を装い、有利な状況を作り出す外交手法を “madman theory” と呼ぶらしい。常軌を逸した言動で相手を恐怖に陥れ、翻弄する戦略だ。大統領は不動産的な構想であり、地中海に面したガザを中東のリビエラにしたいのだと正当化した。入れ知恵したのは誰だ。長女の婿でイスラエルが祖国のジャレッド・クシュナー氏 の顔が思い浮かぶ。大統領お得意のはったりだとしても、理性的な為政者からはほど遠い暴君が君臨する国々に間違ったシグナルを送るのではないかと危惧する識者の意見も紹介されていた。
- Comments: 0
「知らんけど」魔法の言葉?
- 2025-02-04 (Tue)
- 総合
暦は2月に入った。本当にあっという間に時間が経過する気がする。間もなく私もまた一つ年齢を重ねることになる。じたばたしても始まらない。せめて上手に年を取りたいものだとは思う。中学校で教えていると生徒たちの青春がまぶしく見えることがある。私にもああいう時代があったとも思い、昔のクラスメートたちにも思いを馳せる。卒業後にもっと親しく付き合っていればと後悔もする。そうした幼馴染みとは古希を祝う会で再会したが、次はいつになるのか。私のような根なし草の気楽な稼業の男は帰郷しようと思えばいつでもできるが、他の同級生たちはそうでもないだろうことは分かる。そのうち仕事が一段落すればまた宮崎に戻り、同級生と飲み食いしたいと願っている。
◇
少し前に読んだ夕刊に方言を扱ったコラムがあった。「知らんけど」という表現を取り上げていた。「英語にはない 会話に誘う魔法」という見出しが付いていた。ここ福岡の日常生活でそう耳にする言い回しではないが、テレビではよく耳にするかと思う。意味するところは日本人であれば説明するまでもなく分かる。
コラムの筆者はこれは関西発祥の言葉であり、近年、全国的な流行語になったと紹介している。自分の発言の「正確さを期す余り気後れする人も、この言葉一つで会話に参加しやすくなるし、別の意見がある人ともぶつからずに済む。まさに魔法の言葉」と述べている。「英語にはない表現であり、英語化してほしいくらいだ」とも付記している。
「知らんけど」は確かに即座には英語表現が頭には浮かばない。I guessとか I supposeだろうか。それも文末に軽く添える程度の言い回し。「彼はこのことを知っているのだろうか?」という問いかけに、「知っているのではないかと思うよ、知らんけど」なら、”He knows it, I suppose.” か。これなら自分の推測が間違っていても「逃げ場」がある。
以前にどこかで外国人が一番最初に覚える日本語表現は「仕方がない」(I can’t help it./It can’t be helped.) だと読んだことがある。彼らが理解に苦しむ微妙な場面に直面した時に、こう言って自分たちの不運を嘆き、前を向こうとしているような気がしないでもない。彼らが次に覚える日本語表現は案外、「知らんけど」となるかもしれない・・・。
◇
最近ふと気づいた。老年期に入ったからだろうか、この頃はふと気づくことばかりだ。数えたことはないが、このブログはこのふと気づいたという表現のオンパレードではないだろうか。そうだとしたら恥じ入るばかり。
最近の気づきは久しくイチゴを食していないこと。イチゴは大好物で、食後のデザートとして丼一杯のイチゴに牛乳をたっぷりかけて食べていた。数日前に足を運んだ八百屋で美味そうなイチゴが目に入った。あれ、私はどうして最近、イチゴを食していないのだろうか? すぐに合点が行った。尊敬する農学博士の先輩に健康のため、牛乳や乳製品はあまり摂取しないようにと言われて以来、牛乳から遠ざかっていたのだ。その余波でイチゴからも。
それで思った。牛乳の代わりに豆乳、それも無調整豆乳ならば問題はないのでないか。早速食してみた。美味。よし、これから思う存分、イチゴ+豆乳を楽しんでいこう!
- Comments: 0