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SUPER ARROWはARROWの改良版です。
簡単な改良ですが折り紙飛行機の大きな改革だと思っています。(自画自賛ですが・・・)
1)翼の前縁にペキ折りのキャンバーラインをいれ、沈下率を大幅に改善しました。
翼のペキ折りは机の角に指で押しつけて折目をつけ、裏返しにして机のうえで平らに延ばします。これで適度なキャンバーが付き、沈下率が少なくなります。また翼の強度もアップします。上昇時には機首が押さえられ、上昇が良くなります。機首が押さえられる分、後部を跳ね上げますので最上部での返りも良くなります。
2)垂直尾翼部を極限まで減らし、翼面積をアップ。翼面加重を少なくしました。
3)折り方を見直し、翼の折りを2回に分けて正確に折る方法を考案。
今まで折り紙飛行機を教えるときに一番苦労していたのが最後の翼を広げる折りで、ほとんどの子供がここでまっすぐに折れず失敗していました。
問題は最後に翼を折ると片翼でもっとも厚い部分(9枚)と1枚の部分があり、直線に折りにくかったところです。
この厚い部分を3枚の段階で1回翼のラインを折ります。このことで正確に翼の折り線を出すことが出来ました。最後に6枚を折り足しますがこのときも最初の3枚の折りがガイドになり、折りやすいのがこの方法です。
先日の紙飛行機教室でARROWの折り方をこの方法で指導したところ、大半の子供が翼が平らな状態で完成することが出来ました。
私はこっそりこのSUPER ARROWを飛ばしましたがゴムで垂直に上昇し、沈下も少なく30秒を超えるフライトが2回ありました。20m以上の天井の高い体育館で飛ばすチャンスがあれば室内でのフライトデータを取りたいと思います。
このペキ折りキャンバーは性能面での改革。
翼の2回折りは正確な作り方の改革になるでしょう。

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