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ある日、書斎に…

 続いてクリスティーのマープルもの『書斎の死体』を読了/観賞いたしました。
 マープルの友人パントリー夫婦の書斎に、ある日突然死体が放置されます。事件は単純なのですが、なかなかトリックは複雑です。マープルは死体の爪の長さから真相を解明するのですが、それが何故わかったのか、またしても「うーん?」と考えさせられてしまいました。
 BBC版のドラマは2時間30分ある大作です。『パディントン発4時50分』にも登場するスラック警部の人物造形が、よくできてます。
 ゲレナダ版では、アデレードの恋人ヒューゴが登場しません。おかしいなと思ってみていると、原作と違う真相が待っていました。少し肩すかしをくらうのですが、この結末なかなか面白いのかもしれません。書斎の死体 (クリスティー文庫)

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