- 2010-05-06 (Thu) 21:14
- 21世紀アガサ・クリスティー
ミス・マープル・シリーズの「動く指」再読いたしました。
アガサ・クリスティー自身が自選のベスト10に入れた作品。面白いです。
この作品の筆者になっているバートン氏が観察したことに基づいてマープルが別に解釈をしているところが、また面白いです。同じ「火のないところに煙は立たない」という言葉を、マープルは違う観点から解釈しなおします。
探偵役のマープル自身が事件の中心には位置せず、どこか遠いところから真相に迫ってくるあたりが、このシリーズの特徴ではないかと思いました。
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