- 2009-11-27 (Fri) 17:01
- 日本古典のプチ・ミステリー
計算ではないのですが、江戸時代のお遊びに「源氏香」というものもあります。
五本の香に順番に火をつけ、同じ匂いのもの当てるというものですが、答えるときに「夕顔」「若紫」などのように「源氏物語」の帖名で解答を示すのです(例えば五本とも同じ香りがしたときは五十三帖「手習」というように)。
五本の香の答えの組み合わせは、五十六になるそうで、ちょうど「源氏物語」の総帖数より二つ少なくなります。どうやって計算したのでしょうか?
ちなみに神戸そごうにも入っている「源氏物語ゆかりあられ」を発売している「京都宇治式部郷」のマークは、この「源氏香(浮船)」をかたどったものです。
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