- 2009-02-23 (Mon) 13:09
- 刑事コロンボに密着
第36作は「魔術師の幻想」です。
この作品でコロンボは、比較的早い段階で犯人を特定しています。
ここでは、犯人が仕掛けるトリックが巧妙になればなるほど、それだけ巧妙になれる人物が特定されてしまうという逆説が成り立っているようです。
その逆説を上手に応用しているからこそ、コロンボは天才的な犯罪者と渡りあえるのかもしれません。
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