- 2009-02-10 (Tue) 00:27
- 刑事コロンボに密着
続く第35作は「闘牛士の栄光」です。ひょんな事からコロンボは、旅行先のメキシコで事件に関わることになります。
コロンボの推論は、「最初に殺人ありき」という仮説に基づいて進められているようです。「もし、これが殺人だった」という前提をもとに、矛盾した事柄を見つけていっているように思えます。
今回も最初から犯人はわかっているのですが、動機が不明です。このシリーズには「動機不明型」や「殺害方法不明型」などがあるようです。
コロンボは、その動機を途中で見つけるのですが、何に基づいて彼が動機を発見できたのか。考察に値する問題です。
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