- 2008-12-14 (Sun) 04:09
- ミステリーな毎日
有栖川有栖さんの作品も読んでみました。
このような作品を読むと、本格推理小説にも、まだまだ傑作が生まれる可能性があるように感じられます。
舞台はマレーシア。蛍を見ながら有栖川と火村英生が語り合う場面が印象的です。途中、火村が真相に気付く場面がありました。この時、彼には、どれだけの情報が与えられていたのか。そして、彼は何に基づいて真相を究明することができたのか。じっくりと検討してみたいと思います。
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