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January 2008
ハイジからポニョへ
- 2008-01-25 (Fri)
- ハイジとジブリの研究会
正月に広島県福山市の鞆の浦に行った時には全然知らなかったのですが、ここには宮崎駿が二ヶ月滞在し、新作『崖の上のポニョ』の構想を練った旅屋があるそうです。また、宮崎駿自身がプロデュースした坂本龍馬ゆかりの旅館が、この四月にオープンするそうです。また、この夏に行ってバッチリ取材をしておきます。
さて、ハイジは、どこにいたかという問題に関連して、もう一つ気が付きました。アルンおじさんのところまで連れてこられたハイジは、途中ペーターや子山羊のユキちゃんに会ったりして、体が熱くなり何と下着一着になっています。ハイジが裸に近い姿になることによってアルプスと同化していることを象徴的に表している光景だと考えられますが、だとすれば、それ以前の(五歳になるまでの)ハイジは同じスイスにいたしても厚い服装を強いられた環境にいたといえるのです。他に下着姿になるキャラクターが宮崎アニメにいなかったか探してみたいと思っています。ところで、「ポニョ」は足がはえて?魚が陸に上がる話だと聞いておりますが、自分の足で動けるようになる物語という点で、ハイジに登場する「クララ」の問題とつながるところを見いだせるかもしれません。
写真は鞆の浦の先にある仙酔島を駆けている私の息子(一歳)です。
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ハイジのミステリー①
- 2008-01-20 (Sun)
- ハイジとジブリの研究会
DVDを引っ張り出して、今日からアニメのハイジ論始動です。
まずこのアニメで果たした宮崎駿の役割は何か?それを調べなければなりません。スタッフの一覧で(エンディングでも)宮崎駿は「場面設定」「画面構成」の担当ということになっていますが、この仕事の中身は何かということです。「美術監督」や「作画」の担当は別に記載されているので、それ以外の仕事のはずです。ちなみに「演出」は毎回、高畑勲が担当しています。
今まで気に留めていなかったのですが、最初ハイジは何処にいるのか? ということです。
デーテ叔母にアルン叔父のところまで連れてこられるのですが、荷馬車でマイエンフェルトまで来られるところです。途中で同じ叔母にドイツのフランクフルトまで連れて行かれるので、ついハイジは国外の遠いところから連れてこられた印象を持ってしまっていました。ちなみにデーテ叔母とペーターの母とは知り合いだったのです。二人の会話の中に昔アルン叔父は人を殺したことがあるかもしれないという話題が出ていたことには、この度はじめて気が付きました。
犬のヨーゼフはアニメにのみ登場するキャラクターです。その存在意義は一考に価します。
写真は『アルプスの少女ハイジ』の舞台となったマイエンフェルトの駅です。
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ポニョに期待
- 2008-01-18 (Fri)
- ハイジとジブリの研究会
妻に実家が広島の尾道にあるので、この正月は一歳の子供を連れて、お隣は福山市の鞆(とも)の浦(うら)に行ってきました。そこで判明したのですが、何と宮崎アニメの新作『崖の上のポニョ』の舞台は、ここ鞆の浦だったのです。これからの私の研究課題は『アルプスの少女ハイジ』。実はアニメの『ハイジ』にも宮崎駿は関与していたのです。この夏公開のポニョ、一日も早く観たくなってきました。
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