- 2008-07-07 (Mon) 07:30
- 21世紀アガサ・クリスティー
『無実はさいなむ』は、アガサ・クリスティー自身が自薦のベスト10に選んでいる作品です。
死刑になったある家族の一員の無実を証明するため、記憶を失っていた主人公がやってくるのですが、
家族には歓迎されず、むしろ冷ややかな目で見られてしまうという話です。
自分は本当は現れなかった方がよかったのではないかと主人公が悩んだりする件、やや純文学作品に近いものを感じさせます。
確か『ドーバー海峡殺人事件』という題で映画化されていたような・・・。今度探してみます。
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