- 2008-02-22 (Fri) 00:13
- 21世紀アガサ・クリスティー
本日ポアロ(ポワロ)・ドラマの最新作DVD四巻が発売になりました。とりあえず今日は第39巻『満潮に乗って』を観てみました。
一族の財産を専有してしまった若い未亡人と他の家族との確執、未亡人の兄の強欲ぶり、亡くなったはずの先夫の真偽などを軸に物語は展開していくのですが、なかなか原作は人間関係が複雑です。その辺はドラマになると、すっきりわかりやすく描かれいます。
デビット・ハンター(未亡人の兄)の人物像は、ドラマの方がいやらしく描写されていました。
少しポアロが調子に乗って失敗しかけるところが、この作品のミソです。また、ある重要人物の嘘をポアロは見抜くのですが、それが嘘だと判明した理由が原作とドラマでは違っています。リン・マーチモントの恋の顛末も違っており、ドラマの方は何となくモノ悲しい終わり方をしていました。
このニュー・シーズンから従僕のジョージが登場しています。
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