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となりの列車に御用心

 次はアガサ・クリスティーのマープルもの『パディントン発4時50分』を読みました。マープルの友人が列車の中から、併走する列車での殺人を目撃してしまうところから始まり、死体消失の謎→死体隠し場所の捜査→死体身元の解明と話が進む中、連続殺人が起こるという二重三重の構成を楽しめる作品でした。食事の時は殺人の話はしないというマープルの気品がうかがえる場面もあります。
 ドラマはBBC版とグレナダ版の二種類があり、前者は二時間弱、後者は九十分強の長さなので、どちらかといえばBBC版の方が原作に忠実のようですが、重要なカレー中毒の話はグレナダ版でのみ描かれています。今回はマープルがルーシー・アイルズバロウという実に個性的な家政婦を派遣して事件の調査をさせるのですが、随分その女性像が違っていたりもします。また両ドラマともルーシーの恋の顛末の描き方が原作と違っていたりもしました。
 何と、この『パディントン発4時50分』にはアニメ版もあるのです。今度観てみたいと思います。パディントン発4時50分 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

Comments:2

とくなが 2008-02-21 (Thu) 01:16

せんせ~^・^


キタで^・^


A組の事いっぱいのっけてください笑

gotou 2008-02-21 (Thu) 02:04

 とくさん。よく来てくれました。
 A組の授業、最高です!
 早いもので、1年めも、もう終わりです。ひょっとすると来年からは会えなくなるかもしれませんが、これにこりずに、また遊びに来てください。
 「おーいお茶俳句大賞」豪華賞金獲得を目指して是非がんばってください。
 もし内緒の相談ごとがある時は、とくさんにだけ、特別にメルアドをお教えしますので、そちらの方に連絡してください。
 私の著作が出版されれば、お父様にも買っていただけるよう、是非すすめてあげてください。

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