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アガサ・クリスティー生誕120年ー「動く指」再読

 ミス・マープル・シリーズの「動く指」再読いたしました。
 アガサ・クリスティー自身が自選のベスト10に入れた作品。面白いです。
 この作品の筆者になっているバートン氏が観察したことに基づいてマープルが別に解釈をしているところが、また面白いです。同じ「火のないところに煙は立たない」という言葉を、マープルは違う観点から解釈しなおします。
 探偵役のマープル自身が事件の中心には位置せず、どこか遠いところから真相に迫ってくるあたりが、このシリーズの特徴ではないかと思いました。
動く指 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

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