- 2010-04-30 (Fri) 12:49
- 21世紀アガサ・クリスティー
この作品のキー・ワードは、とにもかくにも「爪」です。
付け爪に対する違和感から、マープルは真相にたどり着くわけですが、「爪」をもとに彼女がどのように論理を構築していったかは、なかなか難しい問題です。
マープルは、ほとんど直感によって事件を解決へと導きますが、その直感が瞬間的な論理思考とも連結している場合があるので、その点を分析するのが面白いです。
- Newer: アガサ・クリスティー生誕120年ー「動く指」再読
- Older: 再読ー「ポケットにライ麦を」