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「勧進帳」の謎

 本日(1/29)の夜、NHKで中村富十郎さんが弁慶を演じる「勧進帳」が放映されてました。富樫は吉右衛門、山伏に染五郎、段四郎・・・幾たびも観てきた演目ですが、これだけの豪華メンバーが出演されていると、新たな鮮度を感じつつ味わうことができました。
 義経を演じる鷹之資(たかのすけ)君が愛らしかったです。鷹之資君のお名前は清酒「白鷹」さんに由来しているとか。(あくまで河内厚郎先生説)。
 ところで、弁慶が読む勧進帳を覗き込んだ富樫は、その時点で山伏が偽者であることに気がついたのでしょうか。そうだとすれば、その後、延々と続く「山伏問答」は何のために行われていたのでしょうか。
 あまりにも有名な古典芸能。サスペンスフルな演目ですが、ミステリアスなものを感じさせる作品でもあります。
幻想 安宅の関―『勧進帳』に夢を見た

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