- 2009-11-30 (Mon) 12:51
- 日本古典のプチ・ミステリー
桂三枝師匠の創作落語「宿題」には「つるかめ算」などが登場します。師匠の創作の凄いのは、話の中で「つるかめ算」の解法が見事に(しかも面白おかしく)説明されていることです。
『やわらか頭「江戸脳」を作る和算ドリル』によると「つるかめ算」のルーツは、中国にまでさかのぼることなるようです。
そういえば古典落語にも「壷算」という演目がありました。一坪だけ買える代金で二坪買えてしまうという不思議な算術が登場します。どうすれば、こんな無茶な計算が成り立つのでしょうか?
落語の中にも算術(和算)の教養が充分に入り込んでいたのかもしれません。
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