2007-04-29

『女盗賊プーラン』プーラン・デヴィ

category  time17:30

女盗賊プーラン〈上巻〉 女盗賊プーラン〈下巻〉

女盗賊プーラン・デヴィの自伝を読みました。カースト制度のことは、歴史で習ったぐらいだけど、今だに根強く残っていることに驚き、そのための差別にショックを受けました。女性というだけで虐げられ、低カーストの身分のせいで、あんな不当な扱いを受けるなんて。村の人も、警察も、すべてが信じがたい。盗賊団にるも、そこで初めて人間扱いをされ、その誘拐をした男性と愛し合い、自らも盗賊となり夫婦となる。しかし、その男性も、身分の上のカーストの盗賊に裏切られ殺されてしまう。あまりにも過酷な人生。盗賊として復讐をするも、その後、投降し、国会議員になるという人生はまさに壮絶。国会議員となったいまも、常に命を狙われていて、警護されていると本書に書かれていたが、この本にはさまれていた新聞の切り抜きで、複数の覆面の男に射殺されたことを知った。「砂漠の女ディリー」と同じく、武者圭子さんの訳。ノンフィクション、読み応えありました。

2007-04-21

コンドオさんのにんじんサラダ

category  time19:30

昨日とってもおいしいごはんを食べちゃったので、今日はちゃんと夕食をつくりました。野菜中心メニューで、その中でもふだんまったく使わないにんじんを使ってサラダを。にんじんといえば、コンドオさんのにんじんサラダだよね。『ホームベジタリアン』に載っているイラストレシピを見ながら作りました。ニンジンだけのシンプルなサラダなんだけど、これがおいしいんだよね。うちにあるスライサーがいまいちで、コンドオさんが作ったサラダみたいに細ぎりにならなかったので、今度いいスライサー教えてもらおうっと。ダイケくんもうまいうまいって食べてたぞ。よしよし。

ホーム・ベジタリアン―ひとりと3匹のしあわせなテーブル

2007-04-17

『ミューズ』赤坂真理

category  time23:30

ミューズ

全然おもしろくなかった。ハードカバーで読んだんだけど、書体もちょっと太すぎてきついし、文章も全然入ってこない。特に出だしが全然だめ。ただそこに文字があるってだけ。

2007-04-14

『砂漠の女ディリー』ワリス・ディリー

category  time23:30

砂漠の女ディリー

スーパーモデル、ワリス・ディリーの自伝を読みました。「女子割礼」という言葉は聞いたことがあっても、実際にどのようにおこなれているかは知らなかった。本書に書かれていることが未だに行われているということにショックをうけたな。切り取るということ自体も恐ろしいし、麻酔もなしに行われるなんて、どれだけ痛いか。またそのせいで命を失うこともあるし、その後の人生でもいろいろな障害がつきまというという事実。そんなおそろしいことが、世の中からなくなってほしいと思う。トップモデルとして成功したディリーが自分の力で人生を勝ち取って行く様を読んで、前向きになれて一冊でした。訳者・武者圭子さんのあとがきもよかったです。

2007-04-10

台所って。

category  time17:00

侃侃房の新刊モデル猪俣の魅せる心理学入門の営業に書店巡りを。この新刊、侃侃房ではめずらしくビジネス書です。社会人1年生の男の子や営業マンにおすすめですよ。最近料理の本の企画をしているとあって、台所まわりが気になります。オレンジページの野菜の本も買ったし、クウネルも台所特集だ。今の季節って春キャベツや新玉ねぎなどおいしい野菜がいっぱいだ。

ku:nel (クウネル) 2007年 05月号 [雑誌] いつでも野菜を

この本もほしいなー。

わたしの台所のつくり方 飛田和緒さんの毎日まいにち野菜のおかず

「子どもと暮らす」根本きこ

2007-04-06

『ナラタージュ』島本理生

category  time23:30

ナラタージュ

東京出張の帰りの羽田空港で、やっぱりこの本は読んでおきたいと買いました。恋愛小説が読みたい気分だったし、この装丁はずっと気になっていた一冊だったので。『ナラタージュ』評判通り、せつなくて、いい小説でした。370ページぐらいとボリュームがあるけど、一気に読めてしまった。葉山先生との関係がもどかしくもあり、そこがまたせつなさにつながっていくんだなと。恋愛小説は女性作家が書いたものの方が、すっと心に入ってくるような気がする。