2005-11-28
『アフターダーク』村上春樹
2005-11-23
『パイロットフィッシュ』大崎善生
東京出張のおともに持って行ったのが、この本。酒呑童子さんの書評で読んで、これはぜひ読みたいと思ってたんだ。出だしの文章がほんと印象的。
人は、一度巡り会った人と二度と別れることはできない。
この文章ってすごいなーと。これですっとこの小説の中に入って行けたような気がする。山崎と由希子の出会い、そして別れはほんとせつなかった。山崎を取り巻く人々も魅力的だったし、おもしろかったー。大崎善生ってプロフみて気づいたんだけど、『聖の青春』『将棋の子』の作者なんだね。大王も書評書いてたよね。読ませる力はすごいよ。次作の『アジアンタムブルー』も読まねば。それにしても印象的なフレーズの多い本だった。どんどん先を読みたくて読み進めていくと、その一文があらわれて思わず立ち止まってしまうのだ。
今回の東京出張は一人で移動する時間が多くて、この本を読むか、iPod shuffleで音楽を聴くかって感じだったんだけど、そのときによく聴いてたミスチルの「I LOVE U 」の中に入っている「僕らの音」という曲がすごくこの本とリンクしたんだ。「君は九月の朝に吹き荒れた通り雨 叩きつけられて 虹を見たんだ そこで世界は変わった」っていうフレーズが、由希子のイメージに重なってしまった。この曲大好きになっちゃったな。せつないよ。
それにしても伊都子って。。ぜったい友達として持ちたくないタイプだね。ありえん。
2005-11-22
『東京待ち合わせ案内』
東京にいるいまこそこれを買わねばと、出張中に紀伊國屋書店新宿南店で買いました。最初にある、堀江敏幸のエッセイ「この一冊の前で」がまたいい。待ち合わせしたくなるよー。街角のスポットからカフェまでいろいろ紹介してあるのがいいね。そして早速活用しました。六本木での待ち合わせは、青山ブックセンター六本木店にしたんだ。次に東京に行くときはだれとどこで待ち合わせしようかな。
2005-11-17
『彼のこと』籐堂志津子
あんまりおもしろくなかったな。突然失踪した夫を、その男のことを知る12の女性が語るって設定なんだけど、この男が読みすすめて行くたびにどんどん最低な男になっていくんだよね。失踪の原因はこれなのかなーって思うオチもあることはあるけど、この男がダメすぎてなんとも思わず。文体もあまり好きじゃないし、籐堂志津子しっくりこないなー。
2005-11-02
今日のチェック本たち。
在庫チェック&衣里子ちゃんの本のタイトル決めをかねて書店めぐり。少し並んでる本の種類が変わったよね。新刊も含めて、いろいろ気になった本を並べてみましょう。
雑貨や暮らしの本は、眺めるのがほんとたのしい。写真だけ見て、ぱらぱらーとめくっていいなーと思える本たち。それぞれの空気が伝わってくるような素敵な本がたくさんあるのだ。
芸能人の本も素敵な本が多いなーと思う今日このごろ。その人の名前だけで手にとるのではなく、装丁や内容でほしいなーと思う。
京都本もたっぷりあります。
翻訳本はジャケ買いに近いかな。